「アトツギ」支援します! 熊本市が中小企業後継者向け事業 クロスポイントで7月末から

中小企業の後継者らを支援する「アトツギブートキャンプ」への参加を呼びかける熊本市の職員=28日、熊本市役所

 熊本市は、市内の39歳以下の中小企業後継者や後継候補者を対象に、新規事業のアイデアを磨く「アトツギブートキャンプ」の参加者を募集している。7月31日から、市西区のビジネス支援施設「クロスポイント」で月1回程度の講座などを開く。

 事業承継支援の新規事業で、一般社団法人ベンチャー型事業承継(東京)が運営する。事業開発の専門家や家業を継いだ県内の経営者らとの面談や、プレゼンテーションスキルの講習、意見交換会などがある。11月の最終発表会に向け、自社事業を見つめ直し、事業アイデアを洗練させていくという。

 熊本市は6月、熊日や商工関係団体と、事業承継支援で連携する協定を結んでいる。市経済政策課は「承継後の経営者支援も重要。『新規事業がうまくいかない』『アイデアがない』などの悩みを持つ次世代の経営者に参加してほしい」と話す。

 6人程度の受講者を募集し、応募者多数の場合は選考する。参加無料。7月18日締め切り。申し込みや問い合わせは運営事務局にメールで。info@take-over.jp
(岩崎健示)

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