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パリ五輪のバドミントン日本代表で、女子シングルスに出場する大堀彩(トナミ運輸、会津若松市出身)ら中学、高校時代を猪苗代町で過ごした5選手の壮行会が4日、猪苗代町体験交流館学びいなで開かれた。選手たちは「この5人でメダルを獲得し、また戻ってきたい」などとパリへの決意を語った。
同町の主催で行われ、大堀のほか、男子ダブルスの保木卓朗、小林優吾(トナミ運輸)、混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗(BIPROGY)が参加。東京電力福島第1原発事故当時、富岡一中生だった5選手は富岡町からの避難を余儀なくされ、猪苗代町に拠点を移した。
大堀は「県民の方々のご支援があって、ここまで成長できた。福島の皆さんのために頑張りたい」と抱負を語り、混合ダブルスで東京五輪に続くメダル獲得が期待されている渡辺は「ここで磨かれた人間力を生かし、今度は金メダルを持ち帰ってくる」と意気込んだ。
会場には猪苗代中、高校の生徒や町民ら約500人が詰めかけた。二瓶盛一猪苗代町長、渡辺正光県バドミントン協会長らが激励の言葉を述べ、町から選手たちに記念品が贈られた。猪苗代中応援団約50人がパフォーマンスを繰り広げた。
同日、会津若松市による大堀の壮行会も開かれた。