赤肉メロンの味を再現 鶴岡の事業所、独自サイダー販売へ

赤肉メロンの味と香りを楽しめる「鶴姫レッドメロンサイダー」

 土産品卸売りなどのアイビー(仙台市、山本拓也社長)の鶴岡営業所「来ばえちゃ本舗」が6日、JA鶴岡オリジナルブランドの赤肉メロンを使った「鶴姫レッドメロンサイダー」を発売する。赤肉メロン独特のまろやかな味と香りを再現したといい、同社は「高級品を手軽に味わってもらいたい」としている。

 庄内砂丘は全国有数のメロンの収穫量を誇る。「サクランボやだだちゃ豆などと同様に、山形のお土産の定番としてPRしたい」と、同営業所の水口健史所長(49)がJA鶴岡や庄内観光物産館に提案。1年前から商品化に向けて取り組んできた。

 鶴姫レッドのピューレを使用し、見た目にもこだわった。「本物の果肉と同じオレンジ色に近づけた」と水口所長。ラベルには、メロンをモチーフにしたキャラクターをあしらい、気軽に手に取りやすいデザインにした。

 340ミリリットル入りで希望小売価格は300円(税抜き)。JA鶴岡の直売所「もんとあ~る」や庄内観光物産館、市内の観光施設などで購入できる。発売日は、毎年庄内地域で自治体などがメロンの魅力をPRしている「庄内砂丘メロンの日」。水口所長は「メロンソーダと違い、意外性のあるオレンジ色。ご当地サイダーとして定着してほしい」と話す。問い合わせは同社0235(24)7118。

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