スコットランド国民党、英総選挙で議席大幅減の見通し=出口調査

Alistair Smout

[ロンドン 4日 ロイター] - スコットランド国民党(SNP)は、イギリスで4日に行われた総選挙(下院、定数650)で議席数を大幅に減らし、2010年以降で最悪の結果となる見通し。

出口調査によると、SNPの議席数は選挙前の43議席から10議席に減ると予想されている。

SNPは過去約1年間に党首2人が退任し、党の財政を巡り警察の捜査が入るなど様々な問題に直面している。また、独立に関する2度目の住民投票など政策を巡り党内が分裂している。

スタージョン前党首は、出口調査は党にとって「より厳しい予想」であったものの、おおむね正しいことが証明されるだろうと述べた。

SNPは14年の住民投票をきっかけに独立賛成派の支持を多く集め、15年以降英議会のスコットランド議席を独占している。

出口調査によると、今回の総選挙は野党労働党が過半数を大きく上回る410議席を獲得する見通し。

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