『デッドプール&ウルヴァリン』記者会見が開催。最新作は「友情についての映画」

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マーベル・スタジオ劇場公開最新作『デッドプール&ウルヴァリン』が24日(水)に公開される前に韓国ソウルで記者会見が行われ、デッドプール役のライアン・レイノルズ、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、ショーン・レヴィ監督が登壇した。

本作はマーベル史上最も愛されているヒーロー、デッドプールと、誰もが知る人気ヒーローのウルヴァリンが登場する最新作。タイトルに”&”とついているが、デッドプールとウルヴァリンがコンビを組むのか、実際は対立するのか、ここでは言えないような大人の関係になるのかはまったく不明。公開まですべてが謎に包まれている。

すでに公開されている特報ではデッドプールが自身を「マーベルの神」と語る場面があり、彼らがユニバースをさらに進化させる起爆剤になると期待しているファンも多い。

しかし、脚本にも参加したレイノルズは「プレッシャーは感じていない」と言い、「ニューヨークのアパートで監督のショーンと脚本を執筆している時から、“マーベル・ジーザス”とか“マーベル・ゴッド”とか書いてはいましたけど、あくまでもこれはデッドプールの物語。現在のマーベルの状況とこの物語が呼応するような部分もあって、まわりから“これは狙ったの?”って聞かれることもあったけど、僕はそんなに賢くはないです。外部から見るとそう思えるだけです。僕らが目指したのは喜び、大胆さをもった作品をつくって世界中の観客を楽しませること。できる限り“喜び”をこの映画につめこむ努力をしました。ヒューとは17年間、いろんな経験をしてきました。監督とも10年ほどの付き合いで、いつもお互いを応援しあう仲です。その喜びが観客に伝わると思います」と力説。

レヴィ監督が「本作は友情についての映画です。最初、ふたりはぶつかっていますが、やがて進化し、強いつながりの物語になります」と補足すると、レイノルズは「とにかく早くすべてを披露したいです。サプライズもあります」と語った。

ジャックマンは「ウルヴァリンを演じるのは今回で10本目です。ライアンとショーンは脚本家としてこの作品に心血を注いでいました。脚本を読んだ時、撮影現場に行った時、こんなにも僕のキャラクターを大事にしてくれる人は彼らのほかにはいないと思いました。今回のウルヴァリンは、これまでの作品とは違いますし、きっとみなさんが満足するものになっています」と語りかけた。

デッドプールもウルヴァリンもこれまでは20世紀フォックス映画(現・20世紀スタジオ)が手がけてきたが、本作はマーベル・スタジオが制作。ふたりはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の仲間になる。彼らの物語がさらに広がるのか? それとも尖った部分がなくなってしまうのか? 不安なファンもいるかもしれないがショーン・レヴィ監督は「デッドプールの魅力が薄まってしまうような心配は一切ありません」と宣言。「僕はデッドプールとローガン(ウルヴァリン)の大ファンです。(マーベル・スタジオを束ねる)ディズニーも本作はこれまでとは少し違う映画になるとわかっていました。これはマーベル映画初のR指定作品になること、デッドプールのユニークなトーンがある作品になること、MCUという大きな遊び場で遊ぶような映画になることも。この映画はデッドプールのDNAをしっかりと引き継いでいます」と説明した。

会見のため、一部の報道陣には本作のフッテージが披露され、作品の内容の一部が明らかになったが、本稿ではその内容は一切記載しない。なぜ、デッドプールとウルヴァリンが共に行動することになるのか? デッドプールが挑む世界の命運を左右するミッションとは? ふたり以外のマーベルキャラクターが登場するのか? そのすべては映画館で明らかになる。なお、日本は世界で最速の公開。24日(水)にいち早く驚き、笑い、歓声をあげることになるだろう。

『デッドプール&ウルヴァリン』
7月24日(水) 世界最速公開
(C)2024 20th Century Studios / (C)and TM 2024 MARVEL.

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