手足口病患者が増えているとして岡山県が注意喚起 手洗いの徹底 タオル共用を避ける 集団生活でのトイレやおむつ交換などに注意を

岡山県内で手足口病の患者が増えているということです。

岡山県疫病感染症対策課によりますと、県内では、6月17日~23日の定点当たりの患者報告数が6.94人となり、国が示している警報基準値の5を上回りました。その後、6月24日~30日には、過去10年でもっと多い定点当たりの患者報告数が11.43人となったことから県民への注意喚起を呼びかけています。

手足口病は、乳幼児を中心に、口や手足に水疱性の発疹が出る感染症です。岡山県は、感染を広げないために以下のことを呼びかけています。
・石鹸と流水による手洗いでウイルスをしっかりと防ぐ
・患者との密接な接触を避け、タオルの共用をやめる
・多くの人が触れる場所の器具やおもちゃなどの洗浄を消毒を行う
・患者の便の中にウイルスが排出されることがあるので、入場時の集団生活の場ではトイレ、おむつ交換の際も注意する

手足口病にかかった時に、特別な治療法はありませんが、ほとんどの場合は数日間のうちに治るということです。しかし、まれに脳炎などの合併症が起こる場合があるため、岡山県では、不安な症状がみられるときには早めに医療機関に相談してくださいとしています。

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