「凍らせて食べるとアイスみたいでおいしいよ!」 岩手県岩手町で園児たちがブルーベリー摘み取り体験

ブルーベリーの美味しい季節がやってきました。岩手県内有数の産地・岩手町では毎年、町内の観光農園で一斉に摘み取り体験の日を設け、同一料金・予約なしでブルーベリー狩りができます。
6日の開催初日を前に奥村キャスターが観光農園を取材しました。

訪れたのは岩手県岩手町久保の十和田農園です。
この日は町内の水堀保育所の年少から年長の園児12人を招待してのプレオープン。子どもたちが初物のブルーベリーを摘み取りました。

(園児は)
「(どんなのが美味しかった?)大きいのが美味しかった!
(お家に帰ってどういう風にして食べたいですか?)ジャムにして食べたい」
「いっぱい取って、いっぱい食べた(だから少ないのか!)
(お家に帰ってどういう風に食べると美味しいの?)凍らせて
(凍らせるとどんな味になるの?)アイスみたいな味になる」

さすが、岩手町の子どもたち!ブルーベリーの様々な味わい方を知っていますね。

岩手町では1988年ごろからブルーベリーの生産が広まり、現在町内にはおよそ60件のブルーベリー農家があります。

このうち、2024年観光農園を開くのが4件の農家です。

十和田農園の園主十和田正さんは35年前、ブルーベリー狩りの観光農園を始めました。訪れた人の喜ぶ姿が何よりのやりがいです。

十和田農園 十和田正さん)
「今年は天候に恵まれまして梅雨も遅く、温度も比較的暑く霜にも当たらなかったので、例年よりは出来が良いと感じています」

園内には800本の木があり、極早生品種から晩生品種までこれから1か月、順に食べ頃を迎えます。
2024年一番最初に実ったのは「ウェイマウス」という品種です。

十和田正さん)
「酸味と甘み 甘みの方が少し強い品種ですね」「色がついてから3日ぐらいがちょうど甘味のバランスが取れているんじゃないかな。きょうは良いと思いますよ」

実が大きくしっかり色づくと食べごろです。

奥村キャスター食レポ)
「甘い 甘みが強いと食感もねっとり感じますよね」

岩手町の農林課では、町内4つの観光農園で摘み取り体験の日を揃え、ガイドマップを作るなど町を上げてPRに取り組んでいます。

(岩手町農林課 風張尚輝)
「岩手町ではブルベリーナというキャラクターがいるので、岩手町の顔になるような存在になってほしい」

摘み取り体験の開催日には、来園特典のプレゼントも用意しました。
それが…道の駅石神の丘のレストランで提供されているブルーベリーソフトクリームの割引券です。
通常380円が300円で食べることができます。

奥村キャスター 食レポ)
「ん~さっぱりさわやか 美味しい ちょっとシャーベットのような食感ですね」

町内4か所の農園で行われるブルーベリー摘み取り体験は、6日土曜日を皮切りに今月の土日祝日の9日間行われます。
開園時間は朝9時から正午までの開園です。

体験料は1パック600円で予約は必要ありません。(少し分かりにく場所もあるので、ピンクののぼりを目印にお出かけください)

開催日以外でも体験可能な場合がありますので事前に各農園にお問い合わせください。

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