「薬のためかボーっとしていた」熊本市電が赤信号無視して交差点に進入 2024年に入りトラブル続きで8件目

またしても熊本市電で運行トラブルが発生した。熊本市交通局は7月1日夜に市電が赤信号を無視して交差点に進入するトラブルが起きたと発表しました。2024年に入り8件目でだ。

熊本市電が赤信号無視して交差点に進入

熊本市交通局は会見を開き「交通局として重く受けとめています。大変申し訳ありませんでした」と陳謝した。

熊本市交通局によると、7月1日午後10時すぎ、熊本市中央区の九品寺交差点で、健軍町方面行きの市電が赤信号を無視して交差点に進入。そのまま交通局前まで進行したということだ。

交通局前で業務を終えた30代の男性運転士が報告し発覚。乗客約40人にケガはなかった。市電のドライブレコーダーには、産業道路方面から右折してきた車とバイクが市電に接近し停止する様子が映っていたということだが、事故には至らなかった。

男性運転士は「一つ先の青信号を見て青に変わったと勘違いした。咳どめの薬を飲んだためかボーッとしていた」と話しているということだ。

熊本市電をめぐっては、2024年に入りドアを開けたまま走行するなど『重大インシデント』2件を含むトラブルが相次いでいて、今回で8件目だ。

(テレビ熊本)

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