“原因は雨漏り”熊本市立の専門学校で校舎の天井が落下 屋根の防水材が劣化し雨水が染み込んで落下か けが人なし

熊本市立の専門学校で校舎の天井が落下する事故があった。けが人はいなかったが、屋根の防水材の劣化により雨漏りしたのが原因とみられている。

2023年の定期点検では異常なし

7月1日午前7時半ごろ、熊本市西区上熊本にある熊本市立総合ビジネス専門学校の校舎2階の天井材が落下しているのを、出勤してきた職員が発見した。

落下したのは縦1.5メートル、横2.4メートルの石膏ボードの天井材で、1日未明から朝の間に落下したとみられ、けが人はいなかった。天井が落下し中が丸見えになっていて、ところどころ雨漏りしているのが現在も確認できる。

熊本市教育委員会によると、屋根の防水材が劣化して雨漏りが発生し、天井材に水が染み込んで落ちたとみられている。校舎は1991年に建築で、2023年行った3年に1度の定期点検では異常はなかったということだ。

学校は通常通り授業を行っていて、熊本市は梅雨明けを待って改修工事に着手する予定だ。

(テレビ熊本)

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