「受け子と出し子という犯罪に重要な役割果たした」連続特殊詐欺事件で男に懲役3年6か月の判決=地裁浜松支部

浜松市内で発生した連続特殊詐欺事件の判決公判が7月4日開かれ、静岡地方裁判所浜松支部は東京都に住む無職の男に懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

詐欺や窃盗などの罪で判決を受けたのは、東京都台東区に住む無職の男(45)です。

判決によりますと、男は2023年9月、金融機関の職員をかたって浜松市内の高齢者からキャッシュカードをだまし取りATMから現金を引き出しました。被害者は9人、被害額は1240万円にのぼりました。

4日、地裁浜松支部で開かれた判決公判で、杵渕花絵裁判官は「被告は受け子と出し子という犯罪に重要な役割を果たした」と指摘し、男に懲役3年6か月の判決を言い渡しました。

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