習近平主席、グテーレス国連事務総長と会談

中国の習近平国家主席は4日午後、上海協力機構サミット参加のため訪れたカザフスタンの首都アスタナで、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会談しました。

中国の習近平国家主席は4日午後、上海協力機構(SCO)サミット参加のため訪れたカザフスタンの首都アスタナで、国連のアントニオ・グテーレス事務総長と会談しました。

習近平主席は、「現在、世界では百年に一度の大変革が加速度的に進んでおり、人類は未曾有の機会と課題に直面している。国連は多国間主義を実践し、グローバルガバナンスを推進する核心的なプラットフォームである。その役割は強化されるべきであり、弱体化されてはならない。国際情勢がどのように変化しても、中国は真の多国間主義を堅持し、国連が国際事務において中心的な役割を果たすことを支持する」と表明しました。

習主席はさらに、「中国は国連の『未来サミット』を支持し、このサミットが多国間主義を堅持し、団結と協力を強化するという積極的なメッセージを発信し、グローバルガバナンスをより公正かつ合理的な方向に発展させることを期待している。また、国際金融構造改革や人工知能のグローバルガバナンスの推進において、国連が主導的役割を果たすことを支持する」と強調しました。

これに対して、グテーレス事務総長は、「現行の国際秩序、特に国際金融メカニズムは、国際情勢の発展と変化に適応するために改革を必要としている。国連は、国際金融構造の調整と人工知能のグローバルガバナンスを全力で推進し、グローバルガバナンスをより公正かつ合理的なものとして、発展途上国の共同発展の実現により有利になるよう努力したい。人類の未来は、中国に大きくかかっている。国連は中国とのさらなる意思疎通と協力強化を期待している」と述べました。(提供/CRI)

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