日テレ新人アナの野球実況実習に密着 沈黙の後に思わず「やべっ」…大ベテランアナから厳しい突っ込みが

7月3日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!28周年記念 先輩って優しいね!SP』では、日本テレビの新人アナウンサーに密着。プロ野球実況に初挑戦した新人アナの苦闘ぶりに迫った。

『1年たったらこうなりましたの旅 アナウンサー編』として、3人の日本テレビ新人アナウンサーに密着するこの企画。3人は5月下旬、全国の日本テレビ系列局の新人アナウンサーたちと共に合同アナウンス研修を受けることになった。

日本テレビで顔合わせを済ませた後、新人アナは巨人・中日戦が行われる東京ドームへ移動。ここで男性アナは実況の研修を行い、翌日ベテランアナウンサーから講評を受けることになるという。講師を務める入社25年目の田邊研一郎アナウンサーから「今日のために準備してきた人はいる?」と聞かれ、押し黙ってしまう新人アナ一同。「野球の研修をするって決まったのであれば、(研修当日までの)2週間、3週間の時間をどうその日に向けて使うか、頭使わなきゃね」と先輩からのアドバイスを受け、新人たちに緊張が走る。

さらに田邊アナは、翌週のソフトバンク戦に向けて読んでいるというノートを新人たちに見せた。これは田邊アナが入社以来24年間取りためた取材ノートで、そこには選手のデータがすべて手書きの小さな字でびっしりと書き込まれていた。新人たちは先輩の努力の跡であるこのノートを食い入るように見つめていた。その後、田邊アナからは「ピッチャーが投げた瞬間に“投げました!”という所だけは遅れないように」「投げたら必ずキャッチャーが捕るか打つかだから、打ったらどこに飛んでいったかを実況する。キャッチャーが捕ったら審判の判定(『ストライク』、『ボール』)を言うこと」「(映像がない)ラジオ実況のように細かく描写する」など気を付けるべき実況ポイントのアドバイスをされ、いったん全員客席に移動することに。

日本テレビ系列局の新人アナウンサーたち

客席に移動するや否や、田邊アナから声をかけられ連れ出される日テレ新人の水越毅郎アナ。連れていかれた先は第2実況席。ここで実況の実習を行うのだが、そのトップバッターが水越アナだったのだ。実習に向けての準備や心構えも不十分な中、突如実況席に座ることになった水越アナ。隣の席には入社33年目の大ベテラン・平川健太郎アナが座っていた。平川アナに見守られながら、緊張の面持ちで実況を始める水越アナ。しかし審判の判定もうまく言うことができず、さらに準備する時間もなかったため、選手の名前やポジションを間違えてしまうなど、うまくいかない。焦りからかうまく言葉を出せなくなってしまった水越アナは数秒間沈黙を続け、思わず「やべっ」と声に出してしまい、平川アナからは「ラジオだと、これとんでもないことになるぞ」と突っ込まれてしまった。

その後もなかなか挽回(ばんかい)することはできず、実況終了後に感想を聞かれ水越アナは「本当、使ってほしくないですね、本当に。何も言えなかったですね…映像を観て話すっていうのがこんなに難しいんだっていう風に思いました。本当に…本当に何もできなくて…」とやっとの思いで言葉を絞り出していた。ちなみに他の系列局のアナウンサーの中には既にスポーツ実況デビューをしていた人もおり、今回の実習も大きく崩れることなくこなしていた。

翌日、再び日本テレビに集められた新人アナたち。前日の実習で行った実況を全員で見ながら、平川アナからの講評を受けることになった。他のアナウンサーたちが驚きを素直に伝える姿勢や、切り替わった映像をみて状況を把握しようとするやり方を褒められているのをじっと聞いている水越アナ。最後に自分の実況についての講評を受けた水越アナは「たどたどしいというか、沈黙が長くて、これだと実況になってないなと思いました」と反省。平川アナからは「感じたことをどう伝えていけるか、自分で感じて皆さんに情報伝えること無いかな?って探す意欲を忘れずに、いろんなものを探す意識を持ってください」とアドバイスを受け、「先頭バッターはなかなか難しいからね!」とフォローもしてもらっていた。

スタジオでVTRを見ていたMCの所ジョージは「初めからうまくいくわけないんだからね!」と語り、ゲストの俳優・紫吹淳も「先輩の目が優しいですね!どの現場の人も」と、新人の頑張りとそれを見守る人々の温かさを語っていた。さらにチョコレートプラネットの松尾駿は「これは次、(長距離バスの旅で泣いていた)泣き虫ディレクターと水越くん、2人で取材に行ってもらいたいですね!」と笑いを誘っていた。

チョコレートプラネット・長田庄平(左)、松尾駿(右)

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写真提供:(C)日テレ

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