SNSで知り合った「JACK」に仮想通貨投資誘われ…出雲市の30代男性が約577万円だまし取られる

出雲市の30代の男性がSNSで知り合った「JACK」と名乗る人物から仮想通貨への投資を持ち掛けられて送金し、仮想通貨約577万円相当をだまし取られる特殊詐欺の被害に遭いました。

特殊詐欺の被害にあったのは出雲市に住む30代の男性です。
男性は2024年5月、SNSで知り合い、「テレグラム」と呼ばれるチャットアプリを通じて連絡を取るようになった「JACK」と名乗る人物から「私を通じて投資をすれば必ず利益が出る」と仮想通貨での投資を持ちかけられ、6月3日までの間に、あわせて15回にわたって、あわせて577万円相当を指示された送信先へ送っていました。
男性は投資額が500万円を超えて高額になり、返金を求めたものの「エラーが発生した」などと応じてもらえず、さらに追加の送金を求められ、応じれば必ず返金してもらえると信じ、送金を続けたということです。
男性が不審に思い、6月19日、警察に相談し、詐欺被害がわかりました。

出雲警察署管内では、このほかにも詐欺被害が相次いでいます。
今年2月ごろ、SNSで知り合った人物から有名人が取引するという金取引の投資会社を紹介された出雲市の70代の男性が偽の投資アプリで利益が出ているよう見せかけられ、あわせて90万円をだまし取られたほか、出雲市の20代の男性が今年5月、「サイトの未納料金がある」など架空の請求を信じて電子マネーカードで送金し、あわせて110万円分をだまし取られる被害に遭ったことがわかりました。
警察はSNSを通じて知り合った相手からの投資話や、未納料金がある、支払わなければ裁判になるといった話を持ちかけられた場合などは詐欺を疑い、警察などに相談するよう呼びかけています。

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