自販機で買える「たまごかけしょうゆ」新発売 甘口で「ご飯がすすむ」 島根県浜田市 観光協会と地元企業がコラボ

自販機の前で商品を手にするマルハマ食品の浜崎修司社長(左)=浜田市殿町、市役所

 島根県浜田市観光協会が市内に設置する観光支援型の自動販売機とコラボした新商品「夕日の美しい町・浜田のたまごかけしょうゆ」の販売が3日始まった。甘口が特徴で、自販機で購入できるしょうゆとして観光客の土産物や市民の日常買いとして売り込む。

 同協会としょうゆ製造のマルハマ食品(浜田市周布町)が共同で開発した。ご飯の上にのせた生卵の黄身を夕日に見立て、協会公式キャラクター・はちえもんだるまをラベルにあしらった。

 味は減塩タイプの濃い口で、ほんのりした甘さに仕上げた。自販機の中で詰まらないようボトル形状を工夫したという。1本(200ミリリットル入り)の価格は390円。

 自販機はマルハマ食品醤油(しょうゆ)工場前(浜田市周布町)に1台設置し、通常の飲料と並べて販売する。協会の特産品販売所とオンラインショップでも扱い、年間千本の販売を目指す。

 売り上げの一部を観光事業に活用する観光支援型の自販機は40台目となる。

 3日に浜田市役所であったお披露目会で試食した久保田章市市長は「卵とうまくなじんで、ご飯がすすむ」と語った。甘口しょうゆは全国的に人気が出ているといい、マルハマ食品の浜崎修司社長は「観光客にも浜田の甘口を手に取ってもらいたい」と期待した。

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