男子プロがスタート時刻に来ず失格 前日の熱中症で体調不良、来場して謝罪

日本プロゴルフ選手権は熱波の中で行われている(撮影/桂川洋一)

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会 2日目(5日)◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7164yd(パー71)

初日を26位で終えていた弓削淳詩(ゆげ・あつし)が、第2ラウンドの予定スタート時刻に遅刻したため失格処分を受けた。ゴルフ規則5.3aは、ティイングエリア到着の遅れが5分未満である場合は一般の罰(2罰打)、5分以上の場合は競技失格と定めている。

弓削は午前7時55分のティオフに間に合わなかった。午後のプレーだった前日のラウンド中に熱中症のような症状があり、この日の朝は体調不良で予定していた時刻に起床できなかったという。目覚めたときには遅刻が決定的だったが、その後、コースに来場して大会側に謝罪した。

岐阜県可児市の会場は連日、35℃前後の高温が続いている。

<ゴルフ規則>(抜粋)

5.3a ラウンドが始まるとき
プレーヤーのラウンドは、自身の最初のホールをスタートするためにストロークを行ったときに始まる。
プレーヤーは自分のスタート時間にスタートしなければならない(早くスタートしてはならない)
・このことは、プレーヤーは委員会が設定したスタート時間にスタート地点でプレーをすぐに始めることができる状態でなければならないことを意味する。
・委員会が設定したスタート時間は正確な時間として扱う(例えば、午前9時の意味は午前9時00分00秒であり、午前9時01分までの時間ではない)。スタート時間が何らかの理由(例えば、天候、他の組のスロープレー、レフェリーによる裁定が必要)で遅れている場合、プレーヤーの組がスタートできるときに、プレーヤーがそこにいてプレーをすぐに始めることができるのであれば、この規則の違反とはならない。
規則5.3aの違反の罰:失格。ただし、次の3つの場合を除く
・例外1-プレーヤーが5分以内の遅れでスターティングエリアに到着し、プレーをすぐに始めることができる:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外2-プレーヤーが5分以内で早くスタートする:プレーヤーは自身の最初のホールに適用する一般の罰を受ける。
・例外3-プレーヤーが時間通りにスタートできなかった例外的な状況があると委員会が裁定する:この規則の違反とはならず、罰はない。

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