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Chen Aizhu
[シンガポール 4日 ロイター] - エネルギー情報分析会社ボルテクサとトレーディング筋によると、中国政府は国有石油会社に同国の緊急原油備蓄を800万トン(約6000万バレル)ほど積み増すよう要請した。
積み増しが完了すれば、中国では近年最大級の備蓄増強となり、約2カ月ぶりの高値近辺で推移している国際石油価格を下支えする要因となりそうだ。
備蓄期間は今年7月から来年3月まで。ロイターの推計では、総量は同国の精製処理量4日分に相当し、日量約22万バレルとなる。
中国は現在、日量約1100万バレルの原油を輸入している。
関係筋の話では、石油備蓄は国有石油会社の中国石油天然気集団(CNPC)、中国石油化工集団(シノペック)、中国海洋石油集団(CNOOC)、中国中化集団(シノケム)、振華石油の5社が請け負っている。