消防隊員と警察官、合わせて7人が死傷した静岡県吉田町の工場火災から2024年7月5日で4年です。静岡市消防局の吉田消防署では職員が献花台に花を手向け、犠牲者を追悼しました。
【写真を見る】「安全意識した活動につなげる」7人死傷の工場火災から4年 消防署では献花台に花を手向け追悼＝静岡・吉田町
4年前の2020年7月5日未明、吉田町川尻の家庭用品メーカー「レック静岡第2工場」で発生した火災では、消防隊員3人と警察官1人が死亡するなど、合わせて7人が死傷しました。
この火災をめぐっては、2023年7月、事故当時の製造部門の責任者が業務上過失致死傷と業務上失火の罪で在宅起訴されています。
火災で亡くなった3人の消防隊員が所属していた吉田消防署では5日、職員が献花台に花を手向け、犠牲者を追悼しました。
＜当時現場で活動した松浦信也吉田消防署長＞
「（事故が起きた）令和2年以降に新しく消防に入った職員もいます。災害は危険と隣り合わせということを認識させて、事故に対する恐怖心を含めて、しっかり伝えることで安全を意識した活動につながると考えています」
吉田消防署では、この火災を教訓に知識と技術を磨きながら安全管理の徹底に努めるとしています。
