ノジマ/外為オンラインの特許侵害訴訟で勝訴

ノジマは7月4日、子会社マネースクエアHDが、外為オンラインに対して特許権侵害に基づく損害賠償請求訴訟において、東京地裁による第一審の勝訴判決に続き、知的財産高等裁判所による第二審(控訴審)においても勝訴したと発表した。

<ノジマ>

判決では、「一審被告(外為オンライン)は、一審原告(マネースクエアHD)に対し、4356万5491円と、2019年3月4日から支払済みまで、年5分の割合による金員を支払え」と言い渡された。

外為オンラインが提供していたサービスである「i サイクル注文」がマネースクエアHDの保有する特許権を侵害していると判断し、2017年7月19日にサービス提供の差し止めを求めて東京地方裁判所に訴訟を提起、2018年10月24日に勝訴判決が下った。

それを受け、外為オンラインは知的財産高等裁判所へ控訴したが、2019年10月8日、第一審に続き第二審においてもマネースクエアHDの請求を認容する判決が下され、その後、外為オンラインが上告を断念し、マネースクエアHDの全面勝訴が確定した。

上記を受け、2020年7月9日、東京地方裁判所にマネースクエアHDが損害賠償請求訴訟を提起、2023年2月16日に外為オンラインに対し損害賠償の支払いを命じる判決が下ったが、この第一審判決で認容された侵害額及びその算定方法に不服があったため、2023年3月1日に知的財産高等裁判所へ控訴、2024年7月4日、第一審で認容された損害額の2倍強と大幅に増額した金額での第二審における勝訴判決となった。

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