谷山浩子、セルフカヴァー・ピアノ・インスト・アルバムの第2弾発売決定 アルバム・ジャケット公開

6月27日にBillboard Live YOKOHAMAで行われた〈谷山浩子Billboard Live〉のアンコールで、20年ぶりのインスト・アルバム『タニヤマヒロコノピアノアルバム』が9月18日(水)に発売になることが谷山浩子本人から発表され、会場がファンの喜びに包まれました。そしてこの度、イラストレーター小林晃によるアルバム・ジャケット画像を初公開。

『タニヤマヒロコノピアノアルバム』は、谷山浩子本人による選曲と演奏で人気を博したセルフカヴァー・ピアノ・インスト・アルバムの第2弾。前作からなんと20年ぶりの発売。その第1弾アルバム『Mezzo Piano』のリマスター盤を特典CDとして収録した全46曲の2枚組作品となっています。

1990年代半ばからコンサート開演前用のBGMとして、谷山浩子本人の演奏によるピアノ・インスト曲を流していたところ、ファンの間で好評となり作品化のリクエストが多数上がりました。その大きな声に応えて2004年に第1弾となる『Mezzo Piano』を発売し、インスト・アルバムとしては異例の1万枚のセールスを記録。その後も「続編」を望む声が多く寄せられ、今年20年ぶりのリリースが決定しました。

本作は、ピアノ・ソロ曲として「テルーの唄」(スタジオジブリ映画『ゲド戦記』挿入歌)、「そっくりハウス」「しっぽのきもち」「まっくら森の歌」(NHK『みんなのうた』)などの代表曲から、「うさぎ」「森へおいで」など、52年に及ぶキャリアの中からファン垂涎の楽曲を幅広く収録。併せてボーナストラックとしてメロディと伴奏がダビング録音された人気曲「風になれ~みどりのために~」「冷たい水の中をきみと歩いていく」を収録(全25曲)。ブックレットには谷山浩子本人によるメッセージを掲載。さらに特典として、第1弾のインスト・アルバム『Mezzo Piano』(全21曲)のリマスター盤がバンドルされた“ベスト・インストアルバム”となっているので、前作も現在の音質で楽しんで聴くことができます。

ジャケットを見て、まず目に飛び込んでくるのは満開の沙羅双樹の上、ピアノを弾く谷山浩子の姿。その木々に支えられるように、次から次へと湧き出て来る谷山浩子の歌の世界。今回ジャケットのイラストを担当したのは書籍、雑誌、イオンモールの年間ヴィジュアル広告、モロゾフのバレンタインチョコレートHERTYシリーズのイラストとデザイン他、フランスガムの名でも創作活動をするイラストレーターの小林晃。彼女とは谷山浩子がNHKテキスト『みんなのうた』にエッセイの連載をしていた時に初めてご一緒し、2023年に発売の書籍『ヒロコとニャンコと音楽の魔法』(NHK出版)の表紙のイラストも担当。今回、谷山からのリクエストで2度目のタッグが実現し、「不思議な絵本のような、いろんな想像がふくらんでワクワクするジャケットです」と、谷山自身もお気に入りの作品となっています。

本作の発売に合わせて、毎年恒例のコンサート〈谷山浩子・猫森集会 2024〉や10月からの〈谷山浩子 ソロライブツアー2024〉の開催も決定。今後の谷山浩子の活動に今から目が離せません。

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