［ベルリン ４日 ロイター］ - 独ビルト紙は４日、サッカーの欧州選手権の試合中に不適切なジェスチャーをしたとされるトルコ代表ＤＦメリフ・デミラルに対し、欧州サッカー連盟（ＵＥＦＡ）が２試合の出場停止処分を科すと伝えた。
デミラルは２日のオーストリア戦でゴールを決めた際に、指を狼のようにするジェスチャーを見せた。これはトルコの民族主義者行動党（ＭＨＰ）とつながりのある極右組織「灰色の狼」に関連するジェスチャーとされる。
大会開催国ドイツのファザー内務省は「トルコの右翼過激派のシンボルは、われわれのスタジアムにふさわしくない」と交流サイトに投稿。ビルト紙はデミラルが２試合の出場停止処分を受けると報じたが、情報源は明らかにしていない。
なお、トルコはデミラルのゴールなどでオーストリアに２─１で勝利。オランダと対戦する準々決勝はエルドアン大統領も観戦する予定だが、デミラルは出場できない見込みだ。
