山田涼介 金9ドラマ『ビリオン×スクール』の見どころを語る!「1話はサプライズ的なことが…」【初回直前取材会完全版】

山田涼介さんが、主演を務めるドラマ『ビリオン×スクール』の初回放送直前に取材会に出席。ドラマの見どころをアピールしました。

金9ドラマ『ビリオン×スクール』は、日本一の財閥系企業のトップであり、“億万長者=ビリオネア”である主人公が、ある目的のために身分を隠して教師となり、さまざまな問題に直面しながら生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディ。

ここでは、取材会の【完全版】をお届けします。

山田涼介 主演ドラマの出来に自信!「早く見ていただきたい」

──初回放送を控えた心境を聞かせてください。

もう早く見ていただきたいです。僕も第1話を見たのですが、ものすごく満足いく仕上がりになっていて…自分が出ている作品は客観的に見られなくて、素直に笑ったり、面白いなと思ったりすることってあまりなかったんですけど、このドラマは面白くて笑っていましたし、自分もそれだけ気楽に見ていたんだな、と。

どの年代の方にも楽しんでいただける作品にできたと自信を持っているので、早く皆さんにも見ていただきたいです。

──第1話のお気に入りシーンがあれば聞かせてください。

ドラマとか映画のキャッチコピーで「笑いあり、涙あり」と言いますけど、このドラマは「笑いあり、笑いあり、笑いあり、涙あり」ですね(笑)。ずっと…ふざけてるわけじゃなくて、真面目にやってる様子が面白おかしく映っちゃってるだけなんですけど。

みんなキャラが濃いですし、話の最後のほうは芯食った言葉を加賀美が投げるので、ちょっとグッと来るようなシーンもあって、緩急のとれたドラマだなと思っています。

──加賀美零はどのような人物と捉えて演じていますか?

分からないです(笑)。横柄ですし、自分の言うことを曲げないし、だけど根っこの部分でちゃんと熱い部分みたいなものは持っているんですよね。

それを無理に相手に届けようということはない、「俺はこう言うけど、お前がどう(言葉の意味を)拾うかは自由だぞ」というスタンス。意外とちゃんと生徒と向き合っているのですが、そのシーンは難しくて苦労しています。

人間的には、当初と変わらず変な奴だなと思っていて(笑)。でも、これから加賀美がどうなっていくのかはまだ僕にも分からないですけど、視聴者の皆さんといろいろな面を探していけたらと思っています。

──以前のインタビューで、「現場を引っ張っていきたい」と話していましたが、撮影が進んでいる今、いかがですか?

どうなんでしょうね(笑)。引っ張っていけているかどうかは自分で分かることではないと思うんですけど…周りが「山田がいるから楽しいな」と思ってくれていたら、そういう存在になれたらいいなとは思って現場にいます。

皆さんが笑顔で、楽しく、暑さに負けないように最後まで撮影できたらいいですね。

──生徒役の皆さんと接するうえで意識していることはありますか?

特には意識してないですね。年齢はもちろん離れてはいますけど、みんな、すごいしっかりしていて。お芝居もすごく上手ですし、こちらから教えることは何もないから…どうしようっていう感じ(笑)。

でも、何か気になることがあれば聞いてほしいなとは思っています。もう本当にみんな立派です。

──これまで多くの作品で学生役を演じてきていますが、学生役の経験があるからこそ先生役になり感じたことはありますか?

あまり生徒だから、先生だからっていう気持ちで教壇に立っていなくて。何か少しでも影響を与えることができたらいいな、くらいの感覚です。

特にお芝居に関しては、現場に入ったら上も下もないと思っていて。みんなプロとして同じ場所にいますからね。

──過去の出演作のなかで、印象的だった先生はいますか?

『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』(日本テレビ)に八嶋智人さんが教師役で出演されていたのですが、撮影の合間に生徒役の子のリアルな相談に乗っていたんです。その姿は、子どもながらに「ステキだな」と思っていました。

だから僕も、お芝居以外のことでも、何か相談事があれば答えられる範囲で答えてあげたいなと思っています。

──生徒役の皆さんを見ていて、役者を始めた頃を思い出すようなことはありますか?

本当にお芝居のうまい方が集まっているので、役者を始めた頃のことを思い出すということはないですけど…16歳の頃に出演した作品で、石原さとみさんが先生役でいらしたんですけど、そのドラマを“いい思い出”にしてくださったことがあって。自分もそうありたいと改めて思っています。

先生として教えられることはそんなにないですが、楽しいと思ってもらえるような現場にすることで、最終的に「山田涼介と共演できて良かったな」と思ってもらえたらいいな、と。背中で見せていきたいと思っています。

志田未来との久しぶりの共演は「不思議な感じ」 志田未来との久しぶりの共演は「不思議な感じ」

──制作発表の際に木南晴夏さんが、教頭役の永野宗典さんのアドリブに耐えられないという話をしていました。山田さんは永野さんのアドリブに関してはいかがですか?

基本的に永野さんと一緒にお芝居をしたくないと思ってます(笑)。台本と全然違うことを言っているし、予期せぬ方向からアドリブが飛んでくるんですよ。

それに、ずっとしゃべってるから「あれ?次のセリフはどこで言えばいいんだっけ?」っていうこともあるし。初めて笑いすぎてセリフが言えなかったこともありました。あれはひどかったなぁ。面白かったですけど(笑)。

──笑ってしまうくらいのアドリブに対応はできている?

翻弄されてますね。対応できてるかどうかは不安でしょうがないです。それは本編見てみないと分からない…。

──同僚教師役には、久しぶりの共演になる志田未来さんがいますね。

そうですね。志田は本当に変わらない。見た目もだけど、声も変わっていないし、時が止まってるなという印象がありました。

ただ、並んでお芝居をしたときに、すごく昔の記憶がフラッシュバックして、懐かしい記憶が蘇りました。「この子、あのときの演技はこうだったけど、今はこうなったんだ」みたいな。不思議な気持ちになりましたね。

──どういう変化でしょうか?

口で説明するのって非常に難しいんですけど…受けのお芝居のうまさみたいなのが際立ってるな、と。ちゃんと永野さんたちのアドリブにも全部対応してますし、 凄いなと思います。

──今回、濃いキャラがたくさん登場しますが、注目ポイントを聞かせてください。

生徒の子たちは何かを抱えていたり、葛藤を描いたりしているので、生徒とのシーンは真剣なパートで、職員室での先生同士のシーンは笑いパートだと僕の中ではすみ分けています(笑)。前半戦はそこのメリハリがすごいしっかりしてるので面白いと思います。

──反響が気になると思いますが、エゴサはしますか?

今回するのかな…。時間があったらするかもしれません。

──どういう反響がありそうだな、という予測はありますか?

第1話に関してはサプライズ的なことがあるので、そこに対する反響が多いだろうなと思っています。

──最後に、ドラマを楽しみにしている方へメッセージをお願いします。

加賀美のアクションシーンや派手なシーンもありますが、それよりも会話劇や生徒の思いみたいなものを見てほしい第1話になっています。派手なことをやっている加賀美の姿はおまけ程度に見ていただけたら(笑)。

リアルタイムでぜひ、ご覧ください!

ドラマ『ビリオン×スクール』は、7月5日(金)21時よりスタートします(初回15分拡大)。

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