JR東北本部 「エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」24駅で展開 など【今週の交通新聞より】

2024年7月1日~7月5日の交通新聞から注目のニュースをご紹介!

交通新聞に掲載のニュースの中から、特に注目のニュースをトレたび編集室がピックアップしてご紹介します。

【今週注目のニュースはこちら】
・JR九州 西九州新幹線開業2周年記念プロジェクト
・JR西日本 駅からはじまる西国三十三所めぐりデジタルスタンプラリー
・JR東北本部 「エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」24駅で展開
・JR四国 松山駅付近 9月29日に高架切り替え
・JR東海リテイリング・プラス 新幹線パーサーの制帽を販売

7月1日 月曜日

JR九州 西九州新幹線開業2周年記念プロジェクト


新企画は5駅でのライブ

再び、西九州が真っ赤に染まる!――。JR九州の古宮洋二社長は6月27日の定例会見で、9月23日の西九州新幹線「かもめ」(武雄温泉―長崎間)開業2周年に合わせて、同21日に記念プロジェクト「GO WEST 2」を実施すると発表した。昨年9月23日の1周年記念で大好評だった1日限定で同新幹線が乗り放題となる真っ赤な「Tシャツきっぷ」を今回も発売するなど、利用者らと一緒に祝福ムードを盛り上げる。

「Tシャツきっぷ」お掃除イベントも

今回のプロジェクトでは、昨年に引き続きTシャツきっぷを発売し、N700S「かもめ」の車体を洗うお掃除イベントを実施。新たな企画として同新幹線全5駅で音楽イベント「GO LIVE」を開催する。

Tシャツきっぷは、着用すると同新幹線が当日乗り放題となり、昨年の発売枚数は約6800枚(大人3000円、子ども半額)に上った。各駅周辺のイベント会場は、Tシャツきっぷ姿の大勢の人々で真っ赤に染まり、一部の列車は乗客がデッキまであふれ、同社は急きょ臨時列車を増発して対応するほどのにぎわいだった。

昨年のお掃除イベントは長崎県大村市の大村車両基地で行われ、定員150人に対して応募8756人と当選倍率58倍に。当日は参加者がモップやスポンジなどを使って車体側面を洗浄。ピカピカに磨かれた車両は、特別新幹線「GO WEST号」として武雄温泉―長崎間を1往復した。

今年のTシャツきっぷのデザインや発売枚数、発売箇所、お掃除イベントに関する詳細は後日発表する。

新企画の「GO LIVE」は、武雄温泉、嬉野温泉、新大村、諫早、長崎の各駅前広場などで開催。同社が募集するアーティストが音楽を披露し、会場を盛り上げる。開催時間10~16時。

アーティストは年齢、プロ・アマ問わず、誰でも参加可。出演者は特設ウェブサイトで紹介され、全員にTシャツきっぷを進呈する。1組限定で「GO WEST 2」スペシャルムービーのテーマソングに選ばれる。応募は今月27日締め切り。


7月2日 火曜日

JR西日本 駅からはじまる西国三十三所めぐりデジタルスタンプラリー


コンプリート 特製散華完全版セット進呈

JR西日本は1日から、移動生活ナビアプリ「WESTER」で、「駅からはじまる西国三十三所めぐりデジタルスタンプラリー」を実施している。「日本最古の巡礼の路」とされている西国三十三所巡礼を、列車に乗って快適に行ってもらう。2026年3月31日まで。

データ分析 事業を手掛けるギックス(東京都港区)が提供するキャンペーンツール「マイグル」を活用した取り組み。

西国三十三所各札所に対応する指定駅に「駅スタンプ」を、各札所には「デジタル散華スタンプ」を獲得できるQRコードをそれぞれ設置。デジタル散華スタンプはQRコードを読み取るとスタンプを獲得できる。

デジタル散華スタンプを全て集めると、西国三十三所札所の住職が観音経の一字を揮毫(きごう)した「特 製散華」全33枚 がセットになった「特製散華完 全版セット」をプレゼントする。

また、駅スタンプの獲得数に応じて、3カ月に1回の抽選により賞品を進呈する。賞品は「ワンタッチ折り畳み傘」(10ケ寺コース、各回5人)、「特製額縁」(20ケ寺コース、各回2人)、「マッサージクッション コードレス」(満願コース、各回1人)。応募は各コース1人1回限り。抽選結果は賞品の発送をもって代える。


7月3日 水曜日

JR東北本部 「エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」24駅で展開


特製オリジナルカード

記念スタンプ

この夏はスタンプを集めて東北の夏祭りと鉄道の旅を楽しもう!――。JR東日本東北本部は20日から、東北6県の夏祭りや花火大会に合わせて「夏だ!祭りだ!!東北だ!!! エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」を開催する。ジェイアール東日本企画(jeki)が提供する駅スタンプアプリ「エキタグ」を活用したもので、新たに13駅に導入し、東北エリアの計24駅を対象に実施。特典には、特製オリジナルカードや記念の「エキタグ」スタンプ(全3種)などを用意している。8月31日まで。

ラリーの対象駅は、夏祭りや花火大会が開催される最寄り駅で、各県4駅。青森県が青森、弘前、八戸、五所川原(新規)。岩手県が盛岡、花巻、北上、一ノ関。秋田県が秋田、能代(同)、男鹿、大曲(同)。宮城県(全て新規)が仙台、石巻、本塩釜、古川。山形県(鶴岡以外新規)が山形、鶴岡、新庄、左沢。福島県(会津柳津以外新規)が福島、郡山、猪苗代、会津柳津。

参加方法は、スマートフォンにダウンロードした「エキタグ」アプリを起動し、対象駅で「エキタグ」サインマークにスマホをかざすと、アプリ内のスタンプ帳に駅スタンプをゲットできる。

達成特典は、エキタグ賞、東北2県達成賞、東北6県達成賞、全駅達成賞の4種類。エキタグ賞は、同一県内の対象駅2駅以上のスタンプを集めた上で、対象のニューデイズ店舗でSuicaなどの交通系ICカードまたはJRE POINTで1会計500円以上を購入し、駅たびコンシェルジュでエキタグ画面とレシートを提示すると特製オリジナルカードがもらえる。

東北2県達成賞は2県以上で各県1駅以上、東北6県達成賞は6県で各県1駅以上、全駅達成賞は全24駅のスタンプを集めると達成となり、それぞれ異なるデザインの記念スタンプをプレゼントする。

また、東北6県達成賞では、抽選で6人にアプリ内で楽しめるオリジナルNFT(非代替性トークン)「E8系つばさ」を進呈。NFTの抽選はキャンペーン終了後に行い、配布は9月末を予定している。


7月4日 木曜日

JR四国 松山駅付近 9月29日に高架切り替え


高架下商業エリアも開業

JR四国は2日、愛媛県の都市計画事業として進められている予讃線の「JR松山駅付近連続立体交差事業」(高架化)について、9月29日に高架線に切り替えると発表した。高架化に伴い、同駅前後の踏切8カ所を廃止。高架下商業エリアも同日にオープンし、名称は「JR松山駅だんだん通り」とする。同社では9月21日深夜~22日早朝に事前切り替え工事、28日深夜~29日早朝に線路切り替え工事を行い、一部列車を部分運休する。

同事業は高架延長約2・4㌔、全体事業費約607億円。2009年2月の都市計画事業認可以降、同社が高架線工事を進めてきた。当初の切り替え予定時期は23年度中だったが、一部設計誤りによる工事手直しが発生したため、24年秋ごろとしていた。切り替えにより、29日朝から列車は高架線のホーム(2面4線)に発着する。

事前工事に伴い、21日深夜は特急「しおかぜ27号」「いしづち27号」(併結運転)の伊予北条―松山間と、普通上下計3本の堀江―松山間が運休となり、バスやジャンボタクシーによる代行輸送を行う。28日深夜~29日早朝の部分運休や代行輸送については、後日発表する。

高架下商業エリアは、延べ床面積約2100平方㍍、店舗面積約1270平方㍍で、高架下の北側と西側に分散して配置。店舗は18区画のうち、食物販、飲食、土産物店、コンビニエンスストアなどの14区画が契約済み。

名称の「JR松山駅だんだん通り」は、伊予弁のありがとうを意味する「だんだん」と、駅施設の「通り」を通って愛媛のさまざまな場所や人を紡ぐ場所になりたい、との思いを込めた。

ロゴマークは、砥部焼や伊予絣(かすり)を想起させる紺色と、かんきつや伊予灘の夕日をイメージしたオレンジ色で、のれんと石畳をデザイン。たくさんの人が行きかい、にぎわいのある松山の城下町のような場所であることを表している。


7月5日 金曜日

JR東海リテイリング・プラス 新幹線パーサーの制帽を販売


JR東海リテイリング・プラス(JR―PLUS)は8日10時から、東海道新幹線パーサーの女性用旧制服のうち、未使用品の制帽を同社オンラインショップで販売する。数量限定。

この制帽は「のぞみ」がデビューした1992年ごろに、前身会社の一つであるパッセンジャーズ・サービスが採用したもの。多少の仕様変更を経て、昨年10月に制服をフルリニューアルするまで使用されていたタイプで、制帽の着用はそれ以降取りやめとなっている。

つばの部分が反っているのが特徴で、夏用と冬用がある。S、M、Lの3サイズで各3万5000円。夏用は各サイズ17個、冬用はS20個、M45個、L30個。



交通新聞

鉄道、航空、自動車などの交通機関はもとより、観光、旅行、経済など交通・運輸界にかかわる様々な情報を提供している総合専門紙。1943年(昭和18年)4月1日に「陸輸新報」として創刊、2013年(平成25年)12月18日には通巻2万号を迎えました。JR、私鉄、官公庁など幅広い読者の皆さまから高い評価を得ています。また、交通業界にとどまらず、不動産、金融、保険、サービスといった業界の方々からも注目されています。

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