上海市の炭酸リチウム輸入量、1~5月は58.4%増

上海市の炭酸リチウム輸入量、1~5月は58・4%増

上海空港口岸の越境EC貨物検査現場。(上海=新華社配信)

 【新華社上海7月5日】中国上海税関がこのほど発表した上海市の1~5月の炭酸リチウム輸入量は前年同期比58.4%増の6万4千トン、輸入額は68.4%減の55億5千万元(1元=約22円)、平均輸入価格は80.1%下落の1トン当たり8万7千元となった。5月の輸入量は前年同月比2.2倍の1万9千トンと11カ月連続で増え、平均輸入価格は1トン当たり8万1千元と13カ月連続で低下した。

 1~5月は一般貿易方式が主導的な貿易方式となり、輸入量は63.0%増の5万9千トンで全体の91.9%を占めた。保税物流方式は20.1%増の5210トンで8.1%を占めた。

 企業形態別の輸入量は外資の独資企業が52.2%増の5万9千トン、私営企業が3.3倍の4632.6トンだった。国有企業の輸入実績はなかった。

 輸入相手国はチリが49.0%増の5万8千トンで主要国となり、アルゼンチンが4.8倍の4420万1千トンと大幅に増加したほか、前年同期は実績のなかった韓国が815トンとなった。

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