世界最大級の自動車展示会「北京国際モーターショー」で、浙江吉利控股集団傘下の高級EVブランド「極氪（ZEEKR）」の新型コンパクト電気MPV「極氪MIX」を見る来場者。（4月25日撮影、北京＝新華社記者/鞠煥宗）
【新華社北京7月5日】中国自動車大手、吉利汽車控股傘下で高級電気自動車（EV）ブランド「極氪（ZEEKR）」を展開する極氪智能科技控股（ジーカー・インテリジェント・テクノロジー・ホールディング）がこのほどに発表した6月の納車台数は前年同月比89％増、前月比8％増の2万106台で過去最高を更新した。月間納車台数が2万台を突破したのは初めて。
1～6月の納車台数は前年同期比2.1倍の8万7870台で、2024年の販売価格20万元（1元＝約22円）以上の中国製純電気自動車（BEV）ブランドでトップとなった。6月末時点の累計納車台数は28万台だった。
関係者によると、同社は6月にマレーシアやインドネシアなどの右ハンドル車市場に進出することを発表し、東南アジア戦略の新しい章を開始した。現在はスウェーデン、オランダ、タイ、メキシコなど30近くの世界主要市場に進出しており、年内には欧州8カ国の高級車市場や東南アジア、中東、中南米、オーストラリアなどを含む世界50カ国・地域に進出するとみられる。
