中国・満洲里道路口岸経由の国産バス輸出台数、1~5月は過去最高

中国・満洲里道路口岸経由の国産バス輸出台数、1~5月は過去最高

輸出バスを検査する満洲里税関の職員。(フフホト=新華社配信/楊番)

 【新華社フフホト7月5日】中国内モンゴル自治区の満洲里道路口岸(通関地)で先日、宇通客車や厦門金竜汽車集団など中国メーカー製のバス約30台が通関手続きの完了を待っていた。こうした多忙な光景は「中国製」自動車輸出の縮図に過ぎない。

 満洲里税関の統計によると、1~5月に同道路口岸から輸出されたバスは1352台で前年同期比79.3%増え、輸出額は2.0倍の8億7千万元(1元=約22円)だった。

 「一帯一路」共同建設構想の持続的な推進に伴い、国産バスメーカーの生産能力は拡大し、製品の構造はハイエンド化が進んでいる。製造技術が成熟し、国際競争力が高まり、海外で国産バスに対する需要も旺盛になり、市場の巨大な潜在力が中国バスメーカーの海外進出を加速させている。23年には同道路口岸経由のバス輸出額が13億元を超えた。 

 満洲里税関は国産バスの迅速な輸出をスムーズにするため、中国バスメーカーが積極的に輸出規模を拡大することを後押ししている。情報の優位性を生かして海外の国産バスに対する需要に関する情報や政策・要求を注視、収集し、税関のビジネス環境最適化政策の説明を強め、企業の海外市場開拓を助けている。

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