クラブも家業も「縁」大切に 厚木市・愛川町・清川村

▽今年度のスローガン「みんなで一緒に社会奉仕」には、「活動に参加できないメンバーも、クラブの一員として誇りや志を共有しよう」という思いを込めた。創立60周年を次年度に控え、ライオンズの理念を会員と共有しながら社会奉仕にまい進するつもりだ。

▽クラブに加入したのは15年程前。「一人ではできないことも、多くの会員がいればやり遂げられる」と、異業種の経営者と取り組む奉仕活動にのめり込んだ。献血や、市内ミニバスケットボールクラブを対象にした「厚木ライオンズカップ」の開催、児童相談所への物品寄贈など、支援の対象は様々。中でも印象深い活動は、本厚木駅北口のさつき通りで行う花壇の植栽という。「花を植えることで、まちの美観につながればという一心」と充実した表情を見せる。

▽妻が院長を務める大澤歯科医院(愛甲東)で副院長として勤務する。「地域で信頼される歯医者さんを目指してきた」と、開院した義父の意思を継いで夫婦で切り盛り。今年度のクラブテーマである「縁」を家業にも重ねながら、地域に根差した診療を追求している。

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