"島根県警の警察官"名乗る男らとビデオ通話 147万円だまし取られる 長崎

警察官を名乗る男らからのウソの捜査情報を信じ込み、長崎市の女性が現金147万円を騙し取られる詐欺事件がありました。

被害に遭ったのは長崎市に住む自営業の40代の女性です。
警察によりますと、6月29日、女性の携帯電話に非通知で警視庁の警察官を名乗る男から「あなた名義のキャッシュカードが悪用され、島根県警が捜査している」と電話がありました。

その後、島根県警の警察官を名乗る男からLINEのビデオ通話で電話があり、男はニセの逮捕状を見せるなどしました。そして、検察官の「オオタニ」を名乗る男に電話を代わり「オオタニ」は「犯罪に使用されたお金がないかを確認する」とウソを言って、指定の口座に入金するよう指示し、この話を信じ込んだ女性は5回にわたって指定された口座に現金合わせて147万円を振り込み騙し取られたということです。
警察が「LINEのビデオ通話で取り調べを行うことはない」と注意を呼びかけています。

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