中国自動車メーカー賽力斯集団、1~6月の新エネ車販売20万台超す

中国自動車メーカー賽力斯集団、1~6月の新エネ車販売20万台超す

ファーウェイと賽力斯集団が展開する新エネルギー車(NEV)「問界(AITO)M7」に試乗する客。(2023年9月11日撮影、深圳=新華社記者/梁旭)

 【新華社北京7月5日】中国の自動車メーカー、賽力斯集団が1日に発表した6月の新エネルギー車(NEV)販売台数(速報値)は前年同月比4.7倍の4万4126台と、月間販売台数で初めて4万台の大台を超えた。1~6月の累計は前年同期比4.5倍の20万949台となった。

 通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と共同開発した高級新エネ車ブランド「問界(AITO)」は全シリーズの6月の販売台数が4万2780台と4万台を超え、過去最高を更新した。フルサイズSUV(スポーツタイプ多目的車)「M9」は1万7241台と再び過去最高を更新し、手付金が支払われた予約台数は10万台以上となった。販売価格が50万元(1元=約22円)以上の車種で販売台数トップをキープし、中国ブランドのハイエンド市場構造を作り変えた。

 同社の関係者によると、問界シリーズは発売開始以降、好調な売れ行きを維持している。SUV「M7」は5月31日に発売された新型車の6月の納車台数が1万8493台に上り、全体の販売台数が1~6月累計で11万台を超え、中国の新興ブランドで首位をキープした。SUV「M5」は4月23日発売の新型車の納車台数が6月に7046台となり、発売開始以降の累計で1万台を突破した。

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