「遊ぶ小遣いが欲しかった」警視庁下谷警察署の38歳男性巡査長が窃盗容疑で書類送検 “捜査中”に遺族らの目を盗み戸棚から約20万円窃盗か

警視庁下谷警察署の38歳の男性巡査長が、捜査で訪れた東京・台東区のアパートの一室から現金20万円を盗んだとして書類送検されました。

窃盗の疑いで書類送検された警視庁下谷警察署の刑事組織犯罪対策課に所属していた38歳の男性巡査長は今年3月15日、捜査で訪れた台東区のアパートの一室で現金20万円を盗んだ疑いがもたれています。

警視庁によりますと、男性巡査長はこのアパートの一室で80代の女性が倒れ、その後、死亡したことを受けて、男性警部補と2人で駆けつけていました。

男性巡査長は男性警部補が隣の部屋で遺族に話を聞いている間に戸棚を物色し、現金を盗んだということです。

任意の調べに対して、男性巡査長は「大変申し訳ないことをした。遊ぶための小遣いがほしかった」と話しているということです。

警視庁によりますと、男性巡査長は今年に入ってから2回、それぞれ別の住宅で捜査中、同じ手口で犯行に及び、あわせておよそ10万円相当の貴金属などを盗んだということです。

警視庁、男性巡査長をきょう付で免職処分としたうえで、「厳正な規律の保持と適切な職務の執行を改めて徹底して参ります」としています。

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