女川2号機、新蓄電池設置へ 3系統目、宮城県が了解

 今年9月ごろの再稼働を予定する東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)2号機について、東北電が原子炉建屋に3系統目となる新たな蓄電池の設置を計画し、県は5日、東北電に設置を了解すると回答した。工事の安全確保や設置後の適切な管理などを求めた。

 蓄電池は全交流電源が失われた際、原子炉の冷却機能を確保する設備などに直流の電気を供給する。すでに二つの電源設備があるが、安全性向上のために設置する。東北電は昨年7月、安全協定に基づき、県などに事前協議を申し入れていた。

 新たな蓄電池は2026年12月までに設置する。

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