明豊高校 「センバツで負けたくやしさが大きな成長に」 4年連続で夏の甲子園へ

夏の高校野球、大分県大会がいよいよ6日に開幕します。第1シードの明豊は高い総合力で春夏連続とともに4年連続の夏の甲子園を目指します。

春夏連続の甲子園出場を目指す第1シード・明豊。センバツの2回戦で、優勝した健大高崎に負けたくやしさがチームの大きな成長に繋がりました。

(3年・山内真南斗主将)「春に健大高崎に負けてから守備の面でもバッティングの面でもすごく差を感じましたし、一球への執着がそもそも違ったなと思ったので、練習から一球への執着を持ってやるようにしています」

センバツから新基準の低反発バットが導入されましたが、4月の九州大会は37安打16得点で優勝。中でも18歳以下の日本代表候補メンバーに選ばれた主砲の石田と俊足の木村がキーマンです。

(3年・木村留偉外野手)「バットが変わったということで、センバツのときもそうですけど、力をつけるということボールを飛ばす意識でやってきました。自分が塁に出て、とにかく盗塁決めてチャンスメイクできたらと思います」

投手陣の中心は、去年から甲子園のマウンドを知る野田。140キロ中盤の重い直球で押していく強気のエースに加え、右の一ノ瀬、左の寺本と盤石です。

(3年・野田皇志投手)「みんな調子も上がってきてるので、誰か一人がだめでも他の選手がいるので、プレッシャーなく自分のピッチングができるかなと思います。3人で抑えて攻撃に流れ持っていけるようなピッチングして、その中で完封とか完投できたらいいと思います」

県大会で史上初となる夏3連覇中の王者は、走攻守スキのない野球で今年も代表の座を掴みにいきます。

(3年・山内真南斗主将)「優勝しか目指してないですし、4連覇もかかっているので、いろんな方に支えられてここまで来ましたし、自分たちがやってきた2年半を最後出せるのが夏の大会だと思うので、全部ぶつけたいと思う」

最後の夏となる3年生は、2021年のセンバツ準優勝を見て入学した世代です。憧れの先輩を超える目標の全国制覇へ一球に執念を燃やします。

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