米インディー・ポップ・バンド、フォスター・ザ・ピープルのフロントマンであるマーク・フォスターが、「Houdini」と題された3つの楽曲のリミックスを制作した。現地時間2024年7月2日に投稿されたインスタグラム動画で、フォスターはレコーディング・スタジオでキーボードに向かいながら、「よし、今ラジオで二つの「Houdini」が流れているよね、一つはエミネムの曲、もう一つはデュア・リパの曲だ」と説明した。
そして、「（フォスター・ザ・ピープルの）最初のアルバムからOGの“Houdini”を持ってきて、この3曲をマッシュアップしたら面白いと思ったんだ」と続けた。ビートの効いたこの楽曲は2011年にリリースされたデビュー・アルバム『トーチズ』からの5枚目のシングルだ。デュア・リパは昨年11月にアルバム『ラディカル・オプティミズム』からのリード・シングルとして「Houdini」をリリースし、エミネムは今年5月、7月12日発売予定のアルバム『The Death of Slim Shady (Coup de Grâce)』のリード・シングルとして同名の楽曲をリリースした。
このリミックス・ビデオでフォスターは、コンピューターに向かってキーボードを弾きながらデュアの曲をキューイングし、自分のグループの楽曲のビートを始動させながらスリム・シェイディを混ぜ込んでいる。“Houdini × Houdini × Houdini”別名“Battle of the Houdinis”（フーディーニの戦い）と名付けたマッシュアップの出来上がりについて、「ちょっとクールだろ？」と彼は話している。フォスターがスタジオで踊りながら聴いているファイナル・ミックスでは、フォスターの重いビートに乗せてデュアが歌い、エミネムがラップしている。
エミネムの「Houdini」は米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2位を獲得、デュアの 「Houdini」は11位が最高位だった。フォスター・ザ・ピープルの「Houdini」は米ビルボードの“U.S. Alternative Airplay”チャートで37位を記録した。
