「岩手県内の経済状況は緩やかに持ち直しており、最低賃金を上げる必要性がある」 岩手労働局が最賃改正を諮問

全国で2番目に低い水準となっている岩手県の最低賃金のアップに向け、岩手労働局から最低賃金について検討する審議会に諮問文が手渡されました。

5日は岩手労働局の粟村勝行局長から、有識者や労働者と使用者の代表でつくる岩手地方最低賃金審議会の丸山仁会長に諮問文が手渡されました。
岩手県の最低賃金は現在854円で、全国で2番目に低い水準となっています。
諮問では、岩手県内の経済状況が緩やかに持ち直しているほか、消費者物価指数も上昇していることから、最低賃金を上げる必要性があるとしています。

審議会は今後、中央最低賃金審議会が示す額などを参考に引き上げ額を審議し、8月、岩手労働局に答申する予定です。

© 株式会社アイビーシー岩手放送