ついに隠れ首位打者が規定打席に到達だ。
クリーブランド・ガーディアンズのスティーブン・クワンが現地7月3日のシカゴ・ホワイトソックス戦で先発出場し、4打数無安打も規定打席に達し、打率.360でア・リーグ首位打者に立った。そして続く4日には、今季8号ソロを含む4打数3安打の猛打賞で打率を.367まで上昇させている。
現在26歳のクワンの父は中国系アメリカ人で、母は日系アメリカ人。母方の祖父母は日本の山形県出身という家系。2023年のWBCでは日本代表入りが模索された経緯があるが、MLB機構によって資格を認められず、結局は実現しなかった。
目標とするのは俊足巧打で同じプレースタイルのイチロー。巧みなバットコントロールで今季は5月の負傷明けからヒットを量産し続けている。
そんなクワンの活躍ぶりに日本人ファンも熱狂。「バケモンすぎん?」「凄いの出てきた」「打率エグイて」とそのバッティングに驚愕する一方で、「ほんと日本代表資格ないの悲しい、、」「WBCルール変更して」「次回のWBCでヌートバーと一緒に夢を叶えないか?」などと侍ジャパン入りを期待する声が続出。さらに、「この調子だとアメリカ代表に選ばれそう」「2年後もこの成績だとアメリカ代表かもね」とライバルの米国代表に招集されることを危惧する声もみられた。
一時は3割9分台まであった打率も緩やかに下降している現状だが、果たしてシーズン終了時にはいかなる結果となっているだろうか。
構成●THE DIGEST編集部