アニメ『夜桜さんちの大作戦』秘密結社“タンポポ”が暗躍…SNS「なんて恐ろしいことを…」「悪党甚だしい!」の声

アニメ『夜桜さんちの大作戦』の第13話『タンポポ』が7月1日にBS日テレにて放送された。四怨(しおん)の解析により、黒顔から得た光学保存体の中に入っていたのは、表社会向けの9代目夜桜夫婦の披露宴名簿と判明。そこには太陽の亡き両親である朝野日出とあかりの名前があった…。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆太陽の家族は殺されていた…。謎の組織“タンポポ”とは?

太陽が元スパイの黒顔から得た光学保存体を四怨が解析した結果、それは兄妹たちの両親の披露宴の名簿だった。そして、そこには太陽の亡き両親である朝野日出とあかりの名前があった。つまり太陽たちが生まれる前から夜桜家と朝野家には関わりがあったのだ。元々覚悟していた太陽はその事実を受け入れるが、六美は夜桜家と関わったせいで朝野家が狙われたと責任を感じる。四怨は朝野家の謎がわかるかもしれないと、ある場所を紹介した。その場所とは、闇に消された人のデータが記載されている『故人図書館』。太陽は四怨と通信しながら故人図書館に潜入する。

しかし、故人図書館もまた恐ろしい場所だった。図書館で少しでも音を立てると、館長のスパイ・めーちゃんによって殺されてしまうという、まさに「音を立てれば死」を意味する場所だったのだ。

音を出さないように慎重に進みながら図書館中をくまなく探し、ようやく朝野日出の資料にたどり着いた太陽。ページをめくると、一見すると目ぼしい情報は載ってなかったが、資料の隅に何かをはめる穴があった。太陽がそっと例の光学保存体をはめ込むと、資料の内容が変化。そこに書かれていたのは、家族が“タンポポ”という組織によって消されたことだった。あれは事故ではなかったと知り、愕然(がくぜん)とする太陽。その瞬間、突然資料が大爆発した。追ってくるめーちゃんをなんとか撃退し、太陽は凶一郎に“タンポポ”について話した。

故人図書館・館長のめーちゃん

◆次の標的は六美の心臓!果たして太陽は六美を守れるのか

話を聞いた凶一郎は「まさかお前の家族もタンポポの犠牲者だったとはな」とつぶやく。なんと六美の母である先代を殺したのも“タンポポ”だったのだ。夜桜のネットワークをもってしても“タンポポ”の情報はつかめておらず、わかっているのは“タンポポ”は六美の命を狙っていることと、構成員が綿毛を模したタトゥーをしていることくらい。タンポポは凶一郎にとっても宿敵だったのだ。

凶一郎は、太陽の父が医療系会社に勤めていたという情報から、ある人物を重要参考人として絞り込むことに成功した。その男の名は皮下真(かわした まこと)。皮下病院の院長で彼の周りでは医療関係者の謎の死が相次いでいるという。家族の死の真相を暴き、六美を守るため、六美とともに老夫婦の患者に変装し皮下病院に潜入。

深夜、太陽はそっと院長室に忍び込み、パソコンをハッキングする。そこにあったのは「ソメイヨシノ計画」というものに関する情報だった。「ソメイヨシノ計画」は夜桜家の血液に含まれるタンパク質で、驚異的な身体能力をうむ元になっている「ソメイニン」をドーピング剤として活用するため、大量生産を目論んでいた。そして、そのために必要なものとして“夜桜六美の心臓“が挙げられていたのだ。

六美が狙われていることを知り、あ然とする太陽。その背後に院長の皮下が立っていた。
ナイフを持っておそいかかる皮下。太陽に抵抗されながら、六美の母親や太陽の両親について責められた皮下は「お前みてえな一個人だの、夜桜みてえな一家族だのじゃ、俺たちは止められねえよ」「復しゅうなんて考えなきゃもう少し長生きできたのにな」と不敵な笑みを浮かべる。その首元には綿毛を模したタトゥーが彫られていた。

皮下は容赦なくメスを振り下ろすが、太陽によって阻まれる。「復しゅうなんてどうでもいい!俺は六美を守りたいだけだ!」と太陽に電撃銃で反撃された皮下だが、一瞬の隙をついてパソコンとともに逃げていった。こうして“タンポポ”の恐ろしい計画の一端が垣間見えたところで第13話は終了した。

SNS上では「なんて恐ろしいことを…」「六美ちゃんの心臓を狙ってるとか悪党甚だしい!」「今までより遥(はる)かに恐ろしい組織だな…」と“タンポポ”の邪悪さを恐れるが多く上がった。

『夜桜さんちの大作戦』第14話
7月7日(日)午後5時〜 MBS/TBS系にて放送
7月8日(月)夜10時30分〜 BS日テレにて放送

©権平ひつじ/集英社・夜桜さんちの大作戦製作委員会・MBS

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