「サイバー保険に加入した方がいい」70代男性が120万円だまし取られる被害 福島・いわき市

「あなたの携帯電話がウイルスに感染している」などの電話を信じ、福島県いわき市の70代の男性が、現金約120万円をだまし取られる被害にあいました。

警察によりますと、6月23日、男性が使用する携帯電話のショートメールサービスに、NTTファイナンスを名乗る会社から、「重要なお話がございます」などのメールがありました。

男性は身に覚えがありませんでしたが、メールに記載されていた連絡先に電話したところ、NTTファイナンスサポートなどの職員を名乗る男から「あなたの携帯電話がウイルスに感染していてシステムを妨害している。損害を受けた人に賠償金を支払わなければならないから、サイバー保険に加入した方がいい」などと言われました。

信じた男性は、損失費用やサイバー保険への加入料金の名目で、指定された銀行口座に4回に分けて計約120万円を振り込み、だまし取られる被害にあったということです。

同居している家族が「何回も振り込むのはおかしい。だまされているのではないか」と疑い、男性が警察に相談して被害が発覚しました。

警察では、身に覚えがないメールや不審な電話などは詐欺を疑い、警察に通報するよう呼びかけています。



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