東京の安全を空から守る、警視庁航空隊のヘリコプター。
この日、機長を務めるのは布施谷充紀子さん（60）です。
航空隊初の女性操縦士として、34年間にわたり任務にあたってきた布施谷さんは“定年延長”となった今も現役で活躍中です。
布施谷充紀子さん：
レフトクリア・ライトクリア、テイクオフ。
この日の任務は東京上空のパトロール。30分ほど旋回し、異常がないか確認します。
布施谷さん：
6号線の上りが…。渋滞中ですか？ちょっとどこにあるか原因を探ってみましょう。
布施谷さんの仕事は、事故や事件が起きていないか、空から情報収集する重要な任務です。
警察官6年目で航空隊へ志願した布施谷さん。きっかけは、純粋な思いでした。
布施谷さん：
最初のきっかけはやっぱり人の役に立ちたいっていうことだったんですね。その思いはあまり変わってないんです。
人の役に立ちたい、その一心で34年間操縦士を続ける布施谷さんにとって、一番やりがいを感じる瞬間はどんなときなのでしょうか。
布施谷さん：
私たちがヘリで行くことによって、実際に命が救われる人もいると思うので、そこにつながるような活動ができていると感じたときは嬉しいです。
地上からは確認できないところを、空から守る航空隊。
安全な東京を守るため、日々奮闘する布施谷さんの活動はあすもつづきます。
（「イット！」6月27日放送より）
