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夏の高校野球は岡山大会が11日開幕、香川大会は10日開幕です。イブニングニュースでは今年も注目校を紹介します。今回は香川の尽誠学園です。
春は県大会、四国大会ともに準優勝。この夏こそは念願の頂点を、と意気込みます。
(岩橋修太主将)
「厳しい練習をしてきて、例年以上に追い込めていると思うので、夏に向けて仕上がっています」
(西村 太監督)
「3年生がさらに気持ちを高めて、1日1日を大切にして準備してほしい」
夏の甲子園出場11回を誇る、尽誠学園野球部です。モットーは「全力疾走」。春の県大会では、チーム打率が3割を下回ったものの、通算18盗塁と少ないチャンスを得点にする機動力が武器です。
また、エラーが少なく、安定した固い守備にも定評があります。特に守備の連携には、普段から目を光らせています。
(岩橋主将)
「外野のカバーできてないから、声だったりで伝えないと、思い切ったプレーができない場面が起きている、夏の大会では応援もあって声も聞こえないから、練習から意識してやっていかないと」
決め球は「スプリット気味に沈むツーシーム」 エース・眞田侑和投手
守りからリズムを作るチームの大黒柱が、エースの眞田侑和投手です。MAX143キロのストレートに、決め球のスプリット気味に沈むツーシームが持ち味です。
しかし、春は体調不良で準決勝以降に登板できず、苦い思いをしました。この夏にかける思いは人一倍です。
(眞田侑和投手)
「このメンバーでできる最後の大会なので、春にチームの力になれなくてチームに助けてもらったので、夏はその悔しさと助けてもらった分、今度はチームを助けたい」
攻撃の要となるのは、4番に座る、主将の岩橋修太選手です。この春から公式戦でも木製バットを使用していて、抜群のミート力が魅力です。主将として4番として、チームを牽引し、夏こそは頂点を獲りたいと気合十分です。
(岩橋主将)
「攻撃は少ないチャンスをものにするチームなので、それを夏の大会でできれば勝てると思います。春の県大会も四国大会も高松商業に負けているので、自分たちはチャンピオンではなくて、チャレンジャーだと思っていつも練習しているので、その気持ちを忘れずに夏の大会に臨みたい」
(西村 太監督)
「グラウンドの中でどれだけ本気でするか、1球に対する思いが出てくる。その1球に込められた思いで春は負けた。だから本気の1球を感じて取り組む。そういった日々を高校野球が終わるまで送って欲しい。ここまで一生懸命やってきてくれましたので、最高の夏に変えられるように、わくわくした気持ちで臨んで、一戦必勝で頑張ってほしい」
夏の高校野球香川大会は7月7日に開会式、そして10日開幕です。尽誠学園は大会3日目の初戦を、丸亀と戦います。