官製談合防止法違反の疑い 県教委職員などを書類送検 前教育長と親交あるNPO法人に業務発注 広島

県教育委員会が、平川前教育長と親交のあるNPO法人に、繰り返し業務を発注していた問題で、県警が、県教育委員会の職員など複数の関係者を書類送検したことが捜査関係者への取材で分かりました。

この問題は、県教委が、平川理恵前教育長の知人が代表を務めるNPO法人に繰り返し業務を発注していたもので、その一部が「官製談合防止法違反」にあたると外部の専門家の調査で指摘されていました。

捜査関係者によりますと、これに関わったとされる複数の県教委の職員と、NPO法人の職員が官製談合防止法違反や公契約関係競売入札妨害の疑いで、書類送検されたことがわかりました。
なお、平川前教育長は、書類送検の対象にならなかったということです。

県警は、書類送検の事実は認めたものの、「詳細は差し控える」としています。
また、県教委は「検察の捜査を注視し、必要があれば、捜査には協力する」とコメントしています。

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