中独合弁の一汽VW、完成車2800万台目をラインオフ

中独合弁の一汽VW、完成車2800万台目をラインオフ

3日、一汽大衆汽車(一汽VW)の長春生産拠点で行われた2800万台目となる車両のラインオフ式。(長春=新華社配信)

 【新華社長春7月5日】中国自動車大手の中国第一汽車集団とドイツフォルクスワーゲン(VW)の合弁会社、一汽大衆汽車(一汽VW)は3日、2800万台目となる車両が吉林省の長春生産拠点でラインオフしたと発表した。生産されたのは、「パサート」の中国市場版「邁騰(MAGOTAN)」の新モデルだ。

 一汽VWは1991年2月6日の設立から33年間、中国とドイツの株主の支えを得て、当初の1ブランド1車種から、3ブランド30数車種の化石燃料車と新エネルギー車(NEV)を生産するメーカーへと成長した。50万人近い雇用を創出し、国への累計納税額は7千億元(1元=約22円)を超えた。

 取締役も務める潘占福(はん・せんふく)総経理は、同社は構造転換と変革の重要な時期にあり、生産と経営に全力を尽くすと同時に、新エネ車の研究開発、デジタルトランスフォーメーション(DX)、ビジネスモデルの刷新などで重要な進展を遂げたと紹介した。

 同社は中国の主要な合弁自動車メーカーの一つで、アウディ、VW、ジェッタの3ブランドを展開し、長春のほか、仏山(広東省)、成都(四川省)、青島(山東省)、天津に五つの生産拠点を持つ。

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