「パリで100%のパフォーマンスを出せるように」八村塁は国内の強化試合に出場せず。本番直前のドイツ、セルビア戦で最終調整か<DUNKSHOOT>

7月5日、日本バスケットボール協会(JBA)が、パリ五輪に向けた強化試合「SoftBank CUP 2024(東京大会)」第1戦のロスター12名を発表。加えて、5日と7日の韓国戦には八村塁が出場しないことが明かされた。

同協会はリリースにて「八村塁選手は6月26日の帰国後、28日からチームに合流してまだ日も浅く、パリで100%のパフォーマンスを出せるように調整を行なっています。JBAとして、八村選手のコンディション調整を優先し東京大会での出場は見送る判断をしました。引き続き、日本代表への応援を宜しくお願いします」と記している。

また、6月29日のメディアデーで左足ふくらはぎの負傷を明かした渡邊雄太もメンバーから外れており、7日の強化試合第2戦ともども欠場となる見込みだ。

「SoftBank CUP 2024(東京大会)」第1戦のロスター12名は以下の通りだ。

■「SoftBank CUP 2024(東京大会)」第1戦ロスター
※年齢はパリ五輪開幕の7月26日時点。

#2 富樫勇樹(PG/167cm/30歳)

#4 ジェイコブス晶(SF/203cm/20歳)

#5 河村勇輝(PG/172cm/23歳)

#6 比江島慎(SG/191cm/33歳)

#7 テーブス海(PG/188cm/25歳)

#18 馬場雄大(SF/195cm/28歳)

#24 ジョシュ・ホーキンソン(C/208cm/29歳)

#30 富永啓生(SG/188cm/23歳)

#34 渡邉飛勇(C/207cm/25歳)

#75 井上宗一郎(PF/201cm/25歳)

#91 吉井裕鷹(SF/196cm/26歳)

#99 川真田紘也(C/204cm/26歳)
八村と渡邊を除いた14人からは、PGの佐々木隆成とSFの金近簾が第1戦のロスター外に。トム・ホーバスHCは国内での2試合後にパリ五輪の最終メンバー12名を決める意思を明かしており、7日の第2戦は2人の入れ替えがあると予想される。

なお、日本代表はパリ五輪初戦の7月27日の1週間前に、欧州の強豪2か国と最後の強化試合を行なう予定。19日にFIBAランキング3位のドイツ、21日には同4位のセルビアと対戦する。ドイツは昨年W杯の優勝国で、五輪初戦で激突する相手でもある。W杯準優勝のセルビアはNBAのスーパースター、ニコラ・ヨキッチが参戦予定と、本番前の腕試しにはこれ以上ない相手だ。

ホーバス・ジャパンの今大会の目標は、男子史上初の「ベスト8」。夢の実現は、八村と現メンバーの融合にかかっている。

■男子日本代表 パリ五輪対戦スケジュール
※日時は日本時間。カッコ内はFIBAランキング(日本は26位)。

7月27日20:30 vsドイツ(3)
7月30日24:15 vsフランス(9)
8月2日18:00 vs最終予選ラトビア会場勝者

構成●ダンクシュート編集部

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