寒い冬、山道で行き倒れた子猫を保護、懸命なケアが功を奏し元気な美猫に成長…! 「元気に楽しく生活してこーね」

「本日、うちにきて一年です。元気に大きくなりました!」
「去年は鳴くことも後ろ足で耳をかくこともできなかったけど、今は元気な女のコ。これからも元気に楽しく生活してこーね!」

そんなコメントが添えられた投稿には、4枚の写真が添えられています。

引用元:https://x.com/nekonekotsuyu

2枚は、保護当時、生後推定3カ月の頃、顔が汚れ、弱々しさを感じる姿、もう2枚は、すっかり元気を取り戻し大きく成長した姿。写真からは、おうちに迎えられたあと、安心して暮らしてきた様子が見て取れます。

引用元:https://x.com/nekonekotsuyu

この日、「うちのコ記念日」をお祝いしてもらったのは、X(旧Twitter)ユーザー@nekonekotsuyuさんの愛猫「つゆ」ちゃん(取材時、推定2才半)です。

つゆちゃんは、飼い主さんの夫が仕事中、車で山道を通ったときに保護されました。寒い冬、つゆちゃんは道路の真ん中で行き倒れていたそうです。

飼い主さん:
「夫は、仕事中だったため、そのときは、つゆを道路の隅に寄せてその場をあとにしました。翌日、気になって再び、様子を見に行くと、そこにはつゆともう1匹が道路の真ん中に……。どうしたものかと4時間ほど悩んだ末、保護しました。残念ながら、もう1匹の猫は虹の橋へ。つゆは、そのままお迎えすることにしました」

飼い主さんの家に迎えられたつゆちゃんは、かろうじて呼吸をしている様子で、健康状態が思わしくありませんでした。頭がピクピクと震えているのを目にした飼い主さんは、つうちゃんを連れて動物病院へ。そのまま、入院して治療をすることになりました。

飼い主さん:
「退院後は、元気に走り回り、ごはんもよく食べるようになり、すくすくと成長。仕事で帰りが遅くなるため、当時は、生きてくれているか心配する日々を送っていました。命を落としてしまったもう1匹の猫のぶんまで、長生きしてほしいと思っています」

お水で遊んだり、日向ぼっこしたり…。のんびり暮らすつゆちゃん

引用元:https://x.com/nekonekotsuyu

飼い主さん家族の一員となり、今は安心できるおうちで日光浴をしながらお昼寝をするなど、のんびり過ごしているつゆちゃん。飼い主さんに、つゆちゃんのひととなりが伺えるエピソードを教えてもらいました。

飼い主さん:
「お水が好きで、息子をお風呂に入れてるとき、チェックしたり、水遊びをしたがったりすることも。つゆの飲み水を準備していると、お手伝いにやって来て、水遊びをします」

「食いしん坊。おやつを保管している冷蔵庫を開けると、走って寄ってきます。冷蔵庫の中身は、全部自分の物だと思ってる様子。おやつが欲しいときは、冷蔵庫の前で座り込んでいます」

「アピールするのがとても上手です。トイレを終えると、掃除をしてほしいと報告。なでて欲しいときは、私が用事を済ませるまで足元でじっと待っています」

つゆちゃんとの暮らしを通して、飼い主さん家族の中で変わったことがあったといいます。それは、一体、どのようなことなのでしょうか……?

飼い主さん:
「息子が誕生し、“つゆファースト”ではいられなくなったことを申し訳なく思っています。そのため、息子が寝ているとき『つゆタイム』を設けるようになりました。ここぞとばかりにじゃれたり、おなかを見せてゴロゴロしたりしています。つゆも息子も、お互いに興味を持っている様子。これから少しずつ、仲良くなってほしいです」

写真提供・取材協力/@nekonekotsuyuさん/X(旧Twitter)
取材・文/佐東みかん
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。2024年6月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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