[カーオーディオ 逸品探究]非ナビ派の新選択肢、カロッツェリア「ディスプレイオーディオ」の実力を分析!

カロッツェリア・DMH-SF700

カーオーディオ愛好家から羨望の眼差しで見つめられている、または広く愛用されている“逸品”を毎回1つずつ取り上げ、それらが“逸品”たり得ている理由を明らかにしている当連載。今回は、カロッツェリアの「ディスプレイオーディオ」をクローズアップする。

塩尻市が自動運転レベル4実証実験を開始

◆カロッツェリアはいち早く「ディスプレイオーディオ」を開発し、市場をけん引!

最初に、「ディスプレイオーディオ」とは何なのかを簡単に説明しておこう。これは、「AV一体型ナビ」からナビ機能が省かれたメインユニットだ(実際は地デジチューナーも省かれている場合がほとんど)。

なおこれが登場し始めたのは2010年代に入った以降だ。で、これが存在する前までは「カーナビは要らない」と考えるとセンタークラスターパネルからモニターも失うこととなっていた。しかしこれが登場したことにより、“非ナビ派”のドライバーもモニターを失わずに済むようになった。なのでリアカメラも使えて映像系コンテンツも楽しめる。かくして「ディスプレイオーディオ」は今や、“非ナビ派”のファーストチョイスとなっている。

ちなみにカロッツェリアは、早くからこれの開発に着手したブランドの1つだ。そしてこれまでにさまざまな意欲作を生み出し、ラインナップを着実に充実させてきた。

◆上位2機種はブラウザを搭載! YouTubeもサクサク観られる!

ではその陣容を紹介していこう。カロッツェリアは現在6機種(3系統)を用意する。まずはトップエンド機として『DMH-SF700』を持ち、そのお手頃バージョンとして『DMH-SZ700』もリリースしている。なお前者は本体が1DINサイズでモニターはフローティング構造の9V型だ。対して後者は本体が2DINでモニターは6.8V型だ。なおこの2機種は、機能的にはほぼ同様だ。

で、この2機種はスペシャルな特長を持つ。それは「本体にブラウザを搭載していること」だ。なのでYouTubeをサクサク観られる。動画の選択等の操作を画面上にて行えるからだ。ちなみにこれらにはHDMI入力端子も備わっているのでスマホのミラーリングも実行できるが、YouTubeを観る場合にはブラウザにて楽しんだ方が快適だ(通信環境は別途必要)。

◆2ndグレードの2機種は新機能を搭載済み。スマホ連携力が一層強化!

それに続くのが、『DMH-SF500』と『DMH-SZ500』の2機種だ。これらも同じく前者は本体が1DINで画面がフローテイング構造の9V型で、後者は画面がフローティング構造となっていない2DIN機で画面が6.8V型だ。

なお後者はもっとも新しい機種ゆえに、他のモデルにはない特別な機能を携えている。それは、「Apple CarPlay」と「androidauto」のワイヤレス接続が可能なことだ。

そしてこの2機種はともに、新機能「ウェブリンク」にも対応している。当機能に対応したアプリをスマホにインストールすることで、他の対応アプリを車載機の画面に映せて操作も画面上にて行える(この2機種にはブラウザは非搭載)

でその下に、「CarPlay」に対応しながらもブラウザや「ウェブリンク」が省かれたスタンダード機と、「CarPlay」に対応しないベーシック機が続く(ともに6.8V型)。

高機能な「ディスプレイオーディオ」に興味があれば、カロッツェリアの各機に要注目。

© 株式会社イード