100万DLも夢ではない! パイオニア、音声情報を強化したバイク専用ナビ「MOTTO GO」公式版をリリース

By GetNavi web編集部

パイオニアは、安心・安全で快適なツーリングをサポートするバイク専用ナビゲーションアプリ「MOTTO GO(モットゴー)」公式版(iPhone/Androidデバイス向け)を、2024年7月4日から有料で提供します。

充実した音声情報で、快適なツーリングをサポート

「MOTTO GO」公式版は、カーナビで培ったルートテクノロジーと音声技術の活用に加え、同アプリのβ版、プレリリース版のモニター利用者からの声を反映。バイク向けに最適化されたナビゲーションや、プッシュ型音声での情報提供といった、バイクライダーが求めるさまざまな機能を搭載しているといいます。

↑コンセプトは、“より多くの人に、音声情報でもっと楽しく、もっと安全にツーリングを楽しんでもらいたい”

機能は大きく分けて3つあります。まず1つめは「ツーリングをより安全、快適にする機能」。わかりやすい音声案内と大きくて見やすい案内画面表示のほか、バイクの排気量区分規制を考慮したルート案内(50ccを除く)や、事前に作成したツーリングコースの保存、バイク用駐車場の検索など、バイク向けに最適化されたナビゲーション機能でライダーをサポートします。

↑わかりやすい音声案内と、大きくて見やすい案内画面表示(バイク用道路地図データ:ゼンリン提供、バイク用駐車場データ:日本二輪車普及安全協会提供)

「リスクや不安を軽減し、安全な走行をサポートする情報通知」も充実しています。渋滞や取り締まり、強風、事故多発地点、未舗装道路、急カーブなどのリスク情報を、走行中に音声と画面表示で知らせます。

天候面のサポートもバッチリです。ウェザーニューズの気象データとの連携により、目的地の天気や気温だけでなく、ルート上15㎞先(約20分後)の天気情報も案内してくれます。

2つめの機能は、「ツーリングをより楽しくする機能」。近くの休憩場所や飲食店、おすすめの観光スポットやツーリングコースなどを音声で知らせる「スポット情報通知」を搭載しています。また、おすすめのスポットやツーリングコースをワンタップで立ち寄り地点に追加してルート設定できます。

↑「マップル観光ガイドデータシリーズ(マップル提供)」と、バイクツーリング向け地図の定番「ツーリングマップル 2024年度版(昭文社)」の情報を音声と画面表示で案内します

3つめの機能は「お試し機能」で、音声コマンドでのハンズフリー操作も可能です。立ち寄り提案やルート変更提案に、「はい」「いいえ」で回答できるほか、「MOTTO GO、自宅に帰る」などの音声コマンドで簡単なナビ操作も行えます。

↑音声コマンドで簡単なナビ操作も行えます

価格は、使い方に応じて3種類から選べます。「月間コース」 は400円(税込)/ 月、頻繁に利用する人向けの「年間コース」は4000円(税込)/ 年、短期で利用する人向けの「3日間コース」は 250円(税込)です。なお、「月間コース」「年間コース」は1か月間、無料トライアルが可能です。

Editor’s Eye

国内のツーリング用途の二輪車台数は約550-600万台とされており、20%近いカバー率を狙うことになります。「MOTTO GO」はプレリリース版で1万3000ダウンロード(Android版のみ提供)を達成。また、プレリリース版では宣伝も行っていないといい、かなり制約ある条件でも多くのダウンロード数を集めていることを考えると、100万ダウンロードも無理ではない数値です。同社のスマートフォン向けカーナビアプリ「COCCHi」は発売以降頻繁にアップデートをかけており、「MOTTO GO」もきめ細やかなアップデートによってユーザーとの関係性を構築できれば、さらに現実的な達成目標となりそうです。(GetNavi web編集長/山田佑樹)

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