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広島に投下された原子爆弾で被爆し、その後再生されたピアノの演奏会が高知県四万十市の小学校で開かれました。子どもたちはその音色で合唱し平和の尊さを感じたようです。
高知県四万十市の竹島小学校に運び込まれたのは広島に投下された原爆で被爆したピアノ。傷だらけになり音も出ない状態でしたが、平和の尊さを考えるきっかけにしてもらおうとピアノの調律師、矢川光則さんが再生させました。
(被爆ピアノを再生させた 調律師 矢川光則さん)
「平和っていうものは誰かが与えてくれるものではなくて、一人一人が、みんなでつくりだしていくものだと思う。戦争すると、どういうことになるのかということを考えてもらえるきっかけになってくれればと思う」
このピアノで矢川さんが開いている平和コンサートに合わせて、『学校生協』は、平和学習を行っています。竹島小学校の子どもたちは、矢川さんから被爆ピアノ再生の思いなどを聞いた後、ピアノの音色に合わせて合唱しました。
(児童)
「被爆したピアノが今でも鳴るのにびっくりしたし、そのピアノと一緒に歌えてとても気持ちがこもった歌にできて良かったです」
(児童)
「今の平和の重大さとか知れたし、平和学習を通して戦争の恐ろしさなどを知れて良かったです」
実際に、被爆ピアノに触れた児童も。
(演奏した児童)
「すごいなと思いました。昔みたいなピアノだなと思いました」
演奏会は高知県四万十町の窪川小学校でも行われました。6日は『被爆ピアノコンサート』が高知県高知市の県立美術館で開かれます。