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[モスクワ/ブダペスト/ブリュッセル 5日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は5日、「平和使節」としてロシアのプーチン大統領と会談するためにモスクワ入りした。ハンガリーは今月から欧州連合(EU)の議長国を務めており、EU首脳からは非難の声が上がっている。
オルバン氏は2日にウクライナの首都キーウを訪問してゼレンスキー大統領と会談したばかり。
EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は、モスクワでのオルバン氏について「いかなる形でもEUを代表するものではない」と表明した。
欧州委員会のフォンデアライエン委員長は「宥和政策が(プーチン氏を)止めることはない」とXに投稿。「団結と決意だけがウクライナにおける包括的で公正かつ永続的な平和への道を開く」とした。
一方、オルバン氏はXで、自身にEUを代表して交渉する権限がないことは認識しているとしつつ、平和は「ブリュッセルの快適な肘掛け椅子」からつくられるものではないと訴えた。