スマホで命を救う!映像通報システム「Live119」長岡市消防本部で運用開始【新潟・長岡市】

映像通報システム「Live119」

119番通報の際に、スマートフォンのカメラ機能を使って確認ができる映像通報システムの導入が、全国の消防本部で進められています。6月、長岡市消防本部でも正式に運用が始まりました。

■消防指令
「呼吸をしていないようなので、心臓マッサージをしてください。」

119番通報を受けた消防指令員が、映像を見ながら指示を出しています。通報者に現場の様子をスマートフォンで撮影してもらう〝Live119〟と呼ばれる映像通報システムです。
■消防指令
「胸の真ん中に手を置いて下さい。もう少し上です、もう少し上、はい、その位置です』

通報者は、119番通報をすると消防指令員からショートメッセージでURLが送られてきます。
■消防指令
「これからあなたのスマートフォンにショートメッセージをおくりますので。」

URLにアクセスするとカメラが起動し、テレビ電話のように映像を送ることができます。映像を見ながら指導できるため、通報者が今までよりも的確な救命処置ができる可能性が高まるといいます。長岡市消防本部では、先月から本格的に運用を開始し、すでに2回利用しています。
■長岡市消防本部指令担当課長 平原進一さん
」映像があることで、現場の状況を正確に確認することができます、これは消防の迅速な活動や、効果的な活動に繋がると期待している。」

さらにLIVE119では、心臓マッサージのやり方を解説する動画を通報者に送ることもできます。また火事の場合にも、映像を見て燃え方や煙の出方を確認できるため、消火活動にも生かせるということです。

■平原進一さん
「大切なのは、広く周知をして住民のみなさんの認知度を高めることが今後大切。」

県内では、長岡市消防本部のほか柏崎市消防本部が7月から運用を始めていて、糸魚川市消防本部もスマートフォンを活用した別のシステムを導入しています。

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