安田成美、細野晴臣プロデュースの「風の谷のナウシカ」「銀色のハーモニカ」リメイクが7インチ化

今から40年前の1984年に劇場公開になり、宮崎駿原作の漫画、アニメ映画として今もなお世界中から愛され続けている『風の谷のナウシカ』。そして映画のテーマ曲「風の谷のナウシカ」も同年1月25日に発売された安田成美の歌手デビュー曲であり、40年間世界中で聞かれ続けています。

そして2024年1月。楽曲リリースから40年の年月を経て細野晴臣のプロデュースのもと「風の谷のナウシカ」、さらに細野晴臣作曲、安田成美4thシングルの「銀色のハーモニカ」をリメイク。原田郁子や角銅真実らが参加し、新しい息吹を加えた2024年リメイク・ヴァージョンが配信されました。配信後たちまち世界各地で称賛の嵐を呼び、細野晴臣のこれまでの軌跡を感じる楽曲と評されたこの楽曲が、7インチとして7月31日(水)に発売決定。全世界のミュージック・ラバーにとってマストな1枚となりそうです。

[細野晴臣 コメント]
安田成美さんから「風の谷のナウシカ」に再挑戦したい、というリクエストを頂いたのは2023年の夏だった。あのシングルが発売されたのが1984年なので、今年が丁度40周年だということが、安田成美さんを突き動かしたのだと思う。17歳だった成美さんは今も変わらず当時の面影のままだが、家庭を守り育てた母親でもある。そしてその歌声を聴けば、母性と少女性が重なっているような、不思議な気持ちになる。それにしてもこの2曲の再録音は自分にとって大事な仕事になった。(数年前に自分のデビュー盤だった『Hosono House』を再録音して以来の難関だ。)80年代の音楽を今の時代にどう表現できるのか、そのため今回ほど没頭したことはなかった。何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、(自分の中に狂気を感じたほどだ。だがこれは職人気質なのだと思い直し)ついにやり遂げたという日が来た。その結果がここにある。そして今、そこに残ったのは音響というよりも、「人はなぜ傷つけ合うの?」という問いであり、それは「安田成美」が時を経て届ける手紙なのだと思っている。

© 株式会社シーディージャーナル