「チケット買った人可哀想すぎる」韓国戦ティップオフ90分前に八村塁が突然の2試合欠場発表。JBAのアナウンスに賛否両論「仕方ない」「怪我されても困る」

寝耳に水の欠場発表だった。

日本バスケットボール協会(JBA)は7月5日、米プロバスケットボール(NBA)ロサンゼルス・レイカーズに所属する日本代表(世界ランク26位)の八村塁が、東京・有明アリーナで行なわれる韓国代表(同50位)との国際強化試合(5日、7日)を2試合とも欠場すると発表した。

同協会は同日行なわれる韓国戦のティップオフ約1時間半前に公式X(旧ツイッター)にて、「八村塁選手は6月26日の帰国後、29日からチームに合流してまだ日も浅く、パリで100%のパフォーマンスを出せるように調整を行っています。JBAとして、八村選手のコンディション調整を優先し東京大会での出場は見送る判断をしました」と説明した。

韓国戦の2試合は、パリ五輪前の最後の国内での試合だ。同じく注目選手のひとりであるNBAグリズリーズなどでプレーした渡邊雄太が、左ふくらはぎの肉離れで強化試合を欠場することをすでに表明していた。渡邊は6月29日に自身のXで無念の想いを綴りながら、「今はとにかく治療に専念して、オリンピックまでに死ぬ気で治します」と回復を誓っていた。
興行的に必要不可欠だった両雄の”欠場”にネット上では賛否両論が沸き起こった。

「八村、渡邊目当てでチケット買った人可哀想すぎる…」
「ベストメンバー見たかったなー」
「本番はパリ五輪。こればかりは仕方ない」
「こんな直前まで発表を控えたのは大人の都合を感じるな」
「残念だけど理解してあげよう。本番でその分必ず活躍してくれる!」
「怪我されても困るし、妥当な判断」
「もっと早くアナウンスしてよ」

確かにスター選手の不在を嘆き、落胆するファンの声は分からなくもない。だが日本代表がパリ五輪本大会でドイツ(世界ランク3位)やフランス(同9位)といった格上と100%以上のパフォーマンスで戦うため、JBAにとっては苦汁の判断となった。

構成●THE DIGEST編集部

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