松岡茉優、田中みな実、滝沢カレンらが「ギークス」制作発表に登壇。サンボマスターもサプライズで登場

フジテレビ系の連続ドラマ「ギークス~警察署の変人たち~」(木曜午後10:00)の制作発表が実施され、主演の松岡茉優と、レギュラーメンバーの田中みな実滝沢カレン中村蒼白洲迅泉澤祐希が登壇した。

タイトルになっている“ギーク(GEEK)”とは、いうなれば賢いオタク。好奇心旺盛で、卓越した知識や技術を持っているのに、人間関係を苦手としている人たちのことを意味する。頭は切れるが、人間関係に難ありな警察署勤務の“女ギーク”たちが、週末の井戸端会議で事件解決をスーパーアシストしてしまう、新感覚の“井戸端謎解きエンターテイメント”が展開。ノー残業をモットーとするギークである西条唯(松岡)、吉良ます美(田中)、基山伊織(滝沢)が、キュートでちょっとだけこじらせた、日常&痛快なストーリーが描かれる。

一人ずつ、自身が演じる役柄について説明した後、それぞれが印象に残っている撮影現場のエピソードについてトークしていく。

まず、共演シーンが多かった松岡、田中、滝沢の3人にマイクが渡り、松岡は2人のことが「大好きです!」と告白。この日は、ドラマのスタート日だったこともあり、さまざまな番組に3人で出演してきたという松岡は、その中で衝撃的な出来事があったと明かした。「この3人は仲良しですが、滝沢さんにとっては“親友”という言葉がすごく重要みたいなんです。滝沢さんに1人大親友と呼べる人ががいるらしいのですが、番組内で『私も親友になれるかな』と聞いたら、真っすぐな目で『頑張ろう』と言われて結構厳しいんだなと思いました」と話すと、会場から失笑が漏れた。

それに対し、田中が「私たちは友だちでいいんだよね」と恐る恐る聞くと、「私は、壁が厚い人間でしたが、お二人がうまく開いてくださって。こうやって人と話したら楽しいんだよといろいろと教えてくれたので、すごく信頼している2人になりました。親友になりたいです」と言い「自分でもこんなに人を信頼できると思っていなかったので、本当に大好きです」と付け加えた。すると中村が「3人は、むちゃくちゃ仲良いですよね。僕が経験した現場の中で一番おしゃれなワードが飛び交っていました」と、女性3人の中の良さを証言した。

次に男性陣の現場について白州は、「僕はほぼ松岡さんと一緒のシーンだった、隣人ですから。現場では健康の話などをして、僕にとってはかかりつけのお医者さんみたいな存在でした」と話した。続けて泉澤が、「僕たち男性だけで現場にいる時と、お三方が一気にそろった時では華やかさが違う。スタッフさんも心なしか元気になって見える。パワーを感じました」と笑顔で答えた。すると松岡が「かしましすぎる瞬間も多々あったと思うんですが、皆さまを含め、スタッフさんの温かい目で私たちを見つめてくださって、本当におしゃべりしすぎてすみませんでした」と謝罪し、現場は和気あいあいとしていたことがうかがえた。

劇中では、井戸端会議で難事件を解決するシーンが見どころとなる。それにちなんで、会場に集まったファンの方から事前に募集した人生のお悩みに答える「井戸端会議でお悩み解決」と題したコーナーへ。まず、「もう30代なのに、まだ将来の目標が分かりません。どうしたらいいでしょうか」(千葉県・30代女性)というお悩みに、「全然OKです。不安に思う気持ちは分かりますが、目標がなくても大丈夫」(松岡)、「僕も人生の目標は持ったことないです。先のことは分からないので、目の前のことに向かって頑張ればいいのでは」(中村)と、ほぼ全員似たような回答をしていた。

その後、木曜劇場の主題歌として「電車男」以来、19年ぶりに主題歌を担当するサンボマスターから届いたビデオメッセージが紹介される。「本日、無事に初回放送を迎えられておめでとうございます。そして、主題歌で関わらせていただいて、ありがとうございます。今から直接そちらにお邪魔してこの曲の魅力をお伝えしたいです」と言うと、会場から「えぇー」と驚きの声が上がり、サンボマスターの3人がサプライズで登場した。「家に帰って、今日拝見するのを楽しみにしています」とあいさつした3人に、松岡は「この3人のおおらかな雰囲気が、ドラマに寄り添ってくださり、金曜のあと1日頑張るぞと思える作品になっているんじゃないかと思いました」と感謝を告げた。

また、ドラマの中で披露されている特殊能力の中で、誰の得意分野が欲しいかを聞かれると、松岡が「芹沢(中村)さんの能力が欲しいです。私は真面目ではありますがアツいタイプではないので、猪突猛進な芹沢さんの頑張る能力に劇中では煙たがる役でしたが、実は羨望(せんぼう)のまなざしで見ておりました」と告白した。

続けて田中が「松岡茉優の集中力。本人の集中力が高くて、セリフが完璧に入っているし緻密に計算されたお芝居とか、松岡茉優のすごさに気付かされるところがたくさんあったので、そう言う技術を少しずつ盗みたいと思います」と話すと、松岡が「恥ずかしいよ」と照れた。

さらに滝沢が「田中さんが演じた吉良の透視というか、人の心を読める能力があったらもっと話しやすいだろうし、緊張しなくてもいいんじゃないかなと思います」と話し、田中は「滝沢カレンちゃんの純粋さ、ピュアなところがすてきだなと思っています。純度がとても高くて自分にとても正直で、そこも才能」と絶賛。

すると松岡が、クランクアップの日に自分は泣いていないのに滝沢が泣いていたことを明かす。その時、田中もつられて泣いていたそうで、「私が泣いていないのに2人が目を真っ赤にしていてうれしいな、愛しているよと思っていました」と、その時の心境を吐露した。

男性陣は「基山の地理の知識が欲しい」(中村)、「西条の記憶能力があれば便利」(白州)、「西条の瞬間記憶能力があるとセリフが覚えられて職業的にはありがたい」(泉澤)と話した。

最後に座長の松岡が「集中して作品を見て時間を忘れちゃうドラマも素晴らしいのですが、この作品は肩の力を抜いて、もう1日金曜日を頑張るぞという木曜の夜に、なんとなく一緒に謎を解いていたら事件が解決していたような気軽な気持ちで見ていただければうれしいです。木曜の夜はギークスと一緒に過ごしましょう」と呼び掛けて制作発表が終了した。

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